noteAIアシスタントと一緒に伊坂幸太郎『砂漠』をご紹介#推薦図書

こんにちは、yamaです。
いつもはkintoneトヨクモ愛を綴るのがメインのnoteですが、今日は1%もそれは関係なく、好きな本について書いてみようと思います。

きったんさんにこちらの企画を勧めていただいたので。

春ですね。

4月です。入学の季節です。
この季節に推薦したい図書、なんだろう、と考えて思い浮かんだのは、
伊坂幸太郎『砂漠』でした。

小さな町で生まれ育った主人公、影山飛雄馬が10年ぶりに故郷に戻り、昔の友人や恋人たちと再会する。「真紅の遺書」と呼ばれる謎の手紙を手に入れ、飛雄馬は事件の真相を探るうちに、かつての自分たちの行動や思考に向き合うことになる。物語には、友情、家族、死といったテーマが織り込まれている。

伊坂幸太郎『砂漠』あらすじ・・・??

・・・嘘です。
上記の「あらすじ・・・?」は、昨日β版が無料ユーザーにも公開された「noteAI」に「伊坂幸太郎『砂漠』のあらすじを記載してください」と「要約する」機能を使って依頼して書いてもらった文章です。
真っ赤な大嘘です。誰やねん影山飛雄馬!

というわけで。

テーマ #推薦図書 を書こう、と思ったのが昨日。ちょうどnoteAIが公開されていましたので、「せっかくだからAI試してみたい!」と思いつきました。今回の記事は、AIの使い勝手を試しながら『砂漠』の推薦記事としたいと思います。
上記の影山飛雄馬の例を見ると、記事内に書いてない文章を正確な情報で作るということは対応していないようですね。
アウトラインの提案とかはしてくれるそうで、あくまでクリエイターの執筆を補助する「アシスタント」なわけです。
noteは発信する人の考えあってこそだと思うのでそれでよいと思う。

改めて、『砂漠』あらすじ

1:まず私の覚えている範囲でのあらすじを書く(調べないで書くので、間違っているかも)
2:noteAIに校正してもらう
3:本家のあらすじと比較
の順でいってみます。

yamaのあらすじ

主人公・北村は大学に入学したばかり。ちょっと周りを冷めた目で見ているやれやれ系主人公。ひっきりなしのサークル勧誘にうんざりしているところ同級生に声をかけられ、部室棟に連れていかれると、そこには3人の男女が待っていた。ひときわ個性的な男・西嶋が「君が入れば揃うんですよ」と、北村の加入が決定事項のように言う。「揃う、ってなんのこと?」かくして、北村の巻き込まれ青春が始まった!

こんな感じです。ちなみに西嶋がなぜ、何に北村を誘ったのか、とか、青春ってどんな? とかは、ぜひ本を読んでいただきたいと思います。

ではnoteAIに校正してもらいましょう。

noteAIのあらすじ → 「簡潔に」

北村は大学に入学したばかりで、周りを冷めた目で見ており、サークル勧誘にうんざりしていました。ある日、同級生に誘われて部室棟に行くと、3人の男女がおり、西嶋が北村に加入を促しました。こうして、北村の青春が始まったのです。

簡潔にはなりましたが、うーん。本のあらすじとしてはいかがなものでしょうか。
「エモく」を選んでみると、元の文章とほぼ同じものが出てきました。
やった!私の文章、エモかった!?

さて、ここまでやってみて、なんとnoteAIの回数上限が来てしまいました…。ショック。「5回」の制限があるとのことですが「5記事」ではなく「5回」なので修正を重ねているとすぐ上限に達してしまうということが分かりました。

『砂漠』あらすじ 新潮社版

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

新潮社HP 書籍紹介より https://www.shinchosha.co.jp/book/125025/

そうそう、そういう話でした!
「ボウリング、合コン、麻雀」この辺りはザ・大学生!という感じですが、「通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出」は、なかなか体験できなさそうです。「超能力対決」どういうこと!? 気になるワードに引き込まれます。
ほんとはこれをAIにエモくしたり言い換えたりもしてほしかったのですが、上限が来ているのでまた後日やってみます。

春に『砂漠』を薦めたい理由

『砂漠』文庫版が発売されたとき、私は大学1回生でした。伊坂幸太郎はそれ以前から好きでひととおり読んでいましたが、今でも心に残っているのはきっと、始まったばかりの大学生活と物語を重ねるタイムリーさと没入感があったからだと思います。
伊坂幸太郎作品って、ギャングとか死神とか殺し屋とか逃亡者とか猫とかが主人公だったり、あるいは世界が滅亡しそうだったりとか、結構くせの強い設定のものが多いです。「非日常」のファンタジーな世界観の中での「日常」を描いている。そこが魅力なのですが、『砂漠』の北村たちは、普通の大学生です。「大学生の日常(の中のちょっとだけ非日常)」が、描かれていて、読んでいくうちに自分が北村たちの友達のような感覚になれたのが面白かったのです。(超能力者出てくるけど。)

進学や就職、春に新しい環境で生活を始める人に。学生だったことのある人に。憧れる人もいるかもしれないし、「リア充爆発すればいいのに!」と思うかもしれないし、ノスタルジーを感じる人もいるかも。きっと登場人物たちに会いたくなる作品です。

そして最終章を読んだとき、きっと最初から読み返したくなります。

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