ONE PIECE×福沢諭吉〜今、学問のすすめから学べること〜
今日から、日本史上の偉人をONE PIECEで紹介するコーナーを再開します(^ ^)
以前は坂本龍馬や、
武士道について解説させて頂きました。
第3回目の今回は福澤諭吉さんを紹介させてください。
福澤諭吉さんといえば、1万円札でも有名な
幕末から明治にかけて活躍した偉人ですね。
簡単に業績を5つ挙げると
①翻訳者として、多数洋書を日本に紹介した。(西洋事情、文明論の概略)
②経済の基礎を作った。(中央銀行、複式簿記制度、保険制度など。)
③新聞を作った。(時事新報)
④慶應義塾大学の創設
⑤著書を多数出版(学問のすすめが大ベストセラー)
これだけ見ても恐ろしい業績ですよね!
とても1人の人間の偉業とは思えません。
語り出すとキリがないのですが、今回は最後の『学問のすすめ』に焦点を当てて紹介しようと思います。
なぜなら、今はコロナウイルスが原因で「まるで戦時中か?」と思うような物騒な世の中です。
この状況で
『どう生きればいいのか?』
ということを、誰しも考える必要に迫られているはずです。
そんな中で、この『学問のすすめ』が大きなヒントをくれていると感じたので、今日はこのブログを書いています。
ちなみに、この学問のすすめ、300万部以上売れた大ベストセラーなんです。
当時の人口でいうと、なんと10人に1人が読んだ程。
現代なら1200万部以上。
いわゆる自己啓発のジャンルならまさに神様的な売れ行きです!
では、なぜ「学問のすすめ」はこんなにも爆発的に売れたのか?
この本の冒頭はこんな風に始まります。
『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず』
今でこそ、「何を当たり前の話を?」と思うかもしれませんが、当時の日本は「士農工商」で生まれによって身分が固定された時代。
まさに、差別社会だったわけです。
そんな状況の中で、福澤諭吉さんは
『これからは勉強をして、知識や技術を身につければ、身分に関係なく活躍できる時代が来る!』
と、語ったのです。
その言葉で抑圧されていた国民の心に火がつきました。
当時、アジアの弱小国に過ぎなかった日本が、一気に近代化を進め、それから50年もしないうちに世界第3位の経済大国にまで上り詰めたのです。
また、学問のすすめにはこんな言葉もありました。
『一身独立して、一国独立す』
これは、
国民1人1人がしっかり独立することで、日本という国は初めて独立できるのだ。ということを説いています。
今は、コロナウイルス問題に対する国の政策や方針に対して、国民全体が文句を言いたい放題言っていて、僕はその状況に恐ろしさを感じています。
国を批判する前に、
まずはしっかり自分の足でしっかり立たなければ!
と思うことが大切だと思うんです。
そろそろONE PIECEに話を移しますが、↓のシーン。
敵の組織に捕まったルフィ。拘束された両手を引きちぎって脱出しようとします。
『誰かが助けてくれねえかって空想してる間に、何もかも失って。最後はビッグマムに殺される!!くだらねえ!!そんな死に方おれは嫌だ!!!』
このルフィの言葉は、まさに今の時代に向けられていると思うんです。
国に助けを求めることは悪いことではありません。
ただ、国に助けを求める前に、まずは自分自身で何とかしなければ!
と思うことが大切なのではないでしょうか??
ONE PIECEは「仲間の大切さ」がテーマだと語られますが、物語の中でたくさんの人がルフィを助けたいと思うのは、ルフィが自分一人で死んでもやる!って一生懸命だからなんです。
ルフィはたった一人で海に出ました。仲間がいないと言い訳してたら、ONE PIECEの物語は始まることはなかったでしょう(笑)
なので、今こそ僕たちも
『一身独立して、一国独立す』の精神で、困難に立ち向かわないといけない局面だと感じます!
ちなみに、独立するとは、会社を辞めて起業しましょう!という話ではなく、あくまで自分の心のあり方の問題です。
ルフィの仲間たちも、ルフィを船長だと立てていますが、みんな自分の夢を叶えるために船に乗っています。
何かに依存すると、人間は弱くなってしまうもの。
今はまさに全身の力を振りしぼって、逆境に立ち向かわないといけない時です。
重苦しい記事になってしまいましたが、自分を奮い立たせる意味も込めて書きました。
今日も読んでくださってありがとうございます(^ ^)