普段捨てている人は必見!戻し汁は捨てずにひな祭りのちらし寿司を薬膳に
3月3日のひな祭り。
今日はちらし寿司を作られたご家庭も多かったのでは無いでしょうか?
わが家には娘が居るので、毎年ちらし寿司を作って成長を願いお祝いしてきました。
まだ娘が家にいた頃に作ったちらし寿司のレシピをご紹介しますね。
乾物を使った簡単にできる春の薬膳ちらし寿司です。
乾物で薬膳ちらし寿司
材料のポイントは乾物
乾物類は同じ食材を生で使うより効能がギュッと濃縮されていると言われます。
そのため、薬膳の本場では乾物問屋であらゆるものが売られています。
生薬系のなつめなどの薬膳食材もドライフルーツになっているでしょう?
やはり生より効果があるとされているのです。
戻し汁が出汁になるので、今回は出汁として使うのは昆布だけです。これも簡単に昆布茶を使います。
使った乾物はこちらです。
●干ししいたけ
「気」「血」を作る。胃もたれ・消化を助ける。免疫の調整、動脈硬化予防におすすめ。カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富なので骨粗鬆症予防にも。
●干し貝柱(ほたて)
カラダに必要な潤い補給。「腎」の働きを高めるのでエイジングケアに。
胃腸の働きを高め疲れやだるさの改善に。めまいやのぼせの緩和。
●網エビ
「腎」の働きを高める。足腰の冷えの改善や疲労回復。エイジングケアに。●切り干し大根
体の熱を取り、気の巡りを良くして胃腸の働きを高めるのが大根。干すことで冷やす性質を軽減。上がるものを降ろす性質があるので「気」を補うにんじんなどと一緒に摂ると補った「気」を降ろしてしまうので注意。
捨てずに有効活用!戻し汁
乾物の戻し汁、捨ててませんか?
捨てていた方、もったいない!!
戻し汁にはその食材の旨みが出ているから、捨てずに出汁として使いましょう。
しかも、出汁はいろいろ混ぜると1+1=2じゃなく3にも4にもなるのです。
今回は3つ。昆布出汁を切り昆布から取るのが面倒なら、朝から切り昆布を水に浸けるだけの昆布水を使ってください。
朝、しておくことは二つだけ。
昆布を保管場所から取り出す。
水に浸ける。以上!!笑
乾物の戻し汁には食物繊維も豊富
旨み成分だけでなく、乾物の戻し汁には水溶性の食物繊維も含まれています。なので、やっぱり捨てるのはもったいないのです。
繊維質の摂取が足りなくなっている日本人。
気軽に摂れる方がいいですよね?
材料がたくさんあって、このレシピを面倒そうと思われるかもしれませんが、やることは、乾物を半日から一日水に戻しておくことだけ。
後は、煮るだけ、混ぜるだけ。買ってきたものを上に飾るだけ。
冬から春へアラフィフの体を変える薬膳
具材に入れたたけのこは春のほろ苦いデトックス食材。体を冷やすので春先は油を使って調理するか温め食材と一緒に食べることでなかったことに。
今回は、温め食材の酢飯のお酢がその役割を果たしています。
錦糸玉子の玉子はビタミンCと食物繊維以外の栄養素が含まれます。「血」や体に必要な水分補給、体力回復、メンタルケアにも毎日摂りたい食材。
トッピングのレモンは、何かとストレスの多い春に柑橘系の香りで気を巡らせる目的で使いました。
酸っぱ過ぎると春にデトックスしようとする毛穴を閉じてしまうので、あまり酸っぱくないもので。意外にもちらし寿司には合うのです♪
寿司酢と具材の甘さがレモンの酸味を緩和させつつ春に弱る「肝」のケアをしています。
春の酸味はグレープフルーツやライムのような苦みのあるものでなく甘酸っぱい酸味にします。
トッピングしたマグロの赤身は「血」を作り、イカは必要な「血」と潤いを補うアラフィフ女性の味方となります。
ただし、刺身は冷やすので温め食材の紫蘇と一緒にどうぞ。
紫蘇には殺菌、抗炎症効果もあります。
花粉症で目や鼻が痒い時に。
お祝い事の多い春。
ちらし寿司の出番も多いのではないでしょうか?
ちらし寿司は具やトッピングするもので、オリジナルの薬膳になります。
ぜひご参考にしてみてください。
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