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五臓の働きを気血津液と組み合わせられるように「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)三回目終了

昨日は令和四年1期の「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)の三回目でした。

二週間に一度のペースで薬膳の基になる中医学の基礎をお伝えしながら、食材に繋げて行きます。

食材編はまとめて学んでいただくより、毎日の食事やスーパーに行く時、講座でお伝えしたものや食材事典を見ながらその都度覚えていただいた方が良いとお話しています。

混乱するのは、働きやシステムと捉えられないから

中医学を学ぶ時、五臓のところで混乱する人がいます。

それはこれまで西洋医学(現代医学)に慣れて特に詳しく勉強された方に多いのです。

中医学の、肝・心・脾・肺・腎は肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓と全く同じではありません。

例えば、心なら心臓の担当することに加えて、中医学独特の考え方が加わった形のない働きに名前がついているからです。

「心の働き」とか「心のシステム」と呼ばれています。

西洋医学の心臓はそんなことはしないと、そこにこだわってしまうと先に勧めなくなってしまうので、中医学の心とは「そういうものだ」と割り切って最初はこだわり過ぎないことが大切です。

心配かもしれませんが、学びを続けているうちに西洋医学と繋がる、結局同じことを言っていると分かるようになって来ます。

なので、基礎の段階ではわからなくても大丈夫。ご安心ください。

五臓それぞれの働きと弱った時にどう出て来るか

三回目と四回目は五臓それぞれの働きと弱った時に実際にはどのような体の状態に出て来るかをお伝えします。

1回目と2回目に学んだ体の構成要素「気血津液」とも結びつけながら進めることで、気血津液がどんなものだったか忘れないようにしています。

五臓のことが分かっても気血津液と関連付けて行けないと、その時の体がどうなっているのか、なぜそうなったのかを理解することはできません。

なので、ここが一番難しく感じるところ。

ですが、「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)」を終了され、「季節の薬膳(全五回)」に進まれた頃から皆さん分かって来られます。

毎朝の受講生の方専用のLINE公式やnote、メルマガなどでお伝えしていること、すべてが教材なので、理解している人ほどすべてのものを読み(しかも何度も)単発講座まで受講されていますね。

こちらが頭が下がります。

薬膳は人の体の仕組みと食材の両方が分かってこそ

体質は人それぞれで、その日の体調も人それぞれです。

食材にはその日のその人の体に合うもの、合わないものがあります。

特に不調が無い人が、体質的に合わないものを食べた時は、他の食材との組み合わせで合わないものの影響をなかったことにできますが、不調があるにもかかわらず、合わないものを食べてもなかったことにするのは大変です。

なので、そんな時は合わないものは少し控えて、辛い不調がそれ以上酷くならないようにする。

そのためには食材の知識も必要です。

使える薬膳を身に付けるために、五臓と気血津液を組み合わせられるようにする。基礎講座はあと二回ですが一緒に頑張りましょう。


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