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ボロボロの楽譜が育児で復活
訳あって(私のみが息詰まる家庭内不和、、、これもコロナのせいにしよう。。)幼児の息子と帰省中。
田舎の実家は庭もあり犬もいて、階段もある。幸い働きに出られるほど元気なじいじばあばも可愛がってくれる。
息子にとって、お出かけせずとも動き回れて遊び相手も増えた環境は悪くはない。
私にとっても、家事はしなくていいし広々とした密度の低い家庭内で過ごせるのは悪くないどころがこの上ない環境だ。
とはいえ、やはり育児だけは四六時中ママの仕事。
家事をしない分も子どもと遊ぶ。
結局ヘトヘト具合は変わらない。
一体全体、この2年どうやって家事と育児をやりこなしていたのか思い出せない。
(勿論もちろん、子どもも親も健康で元気で住む家も食べ物にも困らない環境は有難い。幸せなことであることは大前提の愚痴です。この大前提があるのに愚痴るなという人の心はちょっと誰か身近な人、心配してあげて。)
前置き長くなりすぎた。
タイトルの件に入りると、
1週間以上過ごすにはオモチャが多くはない実家。
子どもと何して遊ぼうかと思った時に、ずっと長年飾り棚のごとく閉じていたピアノの蓋を開けてみた。
私はピアノは習っていたが、練習はほとんど全くしていないので楽譜を見ずに両手で弾ける曲はない。
母にまだ楽譜はあるかと聞いたら、物置からホコリまみれの楽譜を探し出してくれた。
ページを開いてみたら、意外とフラットだらけの曲も当時は弾けていたらしい。
今でも指は覚えていてくれて、ページの中頃までなら20年以上ぶりに弾いたのに両手でいきなり弾ける自分に驚く。
そしてもっとちゃんと練習しておけば今頃は、、、となぜか今より良い人生を歩んでいるのだろうという幻想を抱く。
気づいたら、息子よりも私の方が楽しんでいた。
息子は息子なりに楽しんでもいる。
まだ赤ちゃんだと思っていたが、気づけば息子も私がピアノを習い始めた年齢にそろそろなるのだな~。
それにしても、専業主婦・育児はそれだけで気力体力消耗戦なのに時にして妙な孤独と周囲の不理解との戦いになる時もある。
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