食う、寝る、出す。
雨が続いているこの頃ですね。
いつもは中医学よりの話題をしているのですが、今日は少し広義なお話しです。
今回は「食う、寝る、出す」について。
人は「食う、寝る、出す」ができればそれで良い。
人の体は、同じように見えて、常に入れ替わりながら体を保っています。
そしてとっても簡単に体を説明すると、私たちの体は「ちくわ」の形をしています。
なぜかというと、口から肛門までは空洞でできていますよね。
(ちくわの穴よりはかなり細いですが)
っておかなしな表現ですよね。
シンプルに体を捉えると「ちくわ」の形をしている。
そしてそこには、臓器や筋肉・脂肪、骨や血管などとても精巧なつくりをしています。
それぞれの器官を知ることも大切ですが、少し俯瞰して見てみるのも大切ですね。
今回はそんなシンプルな発想で体を見ていきたいと思います。
「食う」を大切に。
食べることを日々大切にしていますか?
私はついついテレビをみて食事をしてしまったり、忙しいと味わうことなく食べてしまうことがあります。
それでは食べる時に感じる感覚が鈍くなるなあと、一日に一度食べることを満喫することにしています。
そもそも、味わうって?と思いますよね。
丁寧にということもできますが、食べたものがどこまで感じることができるかを観察したり、味をしっかり味わったり、舌に触れる感覚だったり。
すると、遠くにある香りや匂いなどに気がついたりします。
何を食べるかというより、自分がどんな気持ちで食べるか。ということにも意識を向けてみる楽しさがあるのだと感じています。
「寝る」を大切に。
人は眠っている間に、昼間に入れた情報を整理したり、体を修復したりしています。この作業がしっかりとされないまま、朝を迎えるとだるいな、重いなと感じてしまいます。
しっかりと寝るには、昼間にしっかりと動くことから始まります。
朝太陽の光を浴びて体を動かし、頭を使うなどなど。
日中充実していると、夜はぐっすり眠れますよね。また日中ストレスをかけすぎていたり、夜遅くまで刺激の強いこと(テレビやスマホ、本を読む、仕事など)をしていると、気が上がりすぎて寝ることができなくなります。
「寝る」ことを大切にすることで、元気に過ごすことができます。
「出す」を大切に。
私たちの体は、食べて出す。という循環の中で生きています。
出す力が弱ってしまうと、体に滞留する時間が長くなり、ガスが発生し体に毒となります。
そもそも「出す」ことを大切に考えるってどうゆうこと?
と思う方もいるかと思います。
これは私の実感ですが、朝、普段意識して体を「緩める」ことができず、硬く緊張していると、腸の動きが悪くなります。
脱力って意外とむずかくて、力を抜いているはずなのに、どこかに力がかかってしまっています。
朝目が覚めたら、思いっきり大きく伸びをし2.3秒静止し、脱力。
これを2回します。
その後、体がずーんとマットレスから沈む感覚を感じながら、緊張をしている場所を探ります。
私は、腰や背中に緊張があるので、この部分を優しく手当てしさすると、徐々に体が緩んでいきます。
こんな風に体の緊張をとる工夫をするようになってから、「出す」という循環が整うようになってきました。
自分の体のこと、食材のことなどの知識を得ることもとても大切ですが、食う。寝る。出す。をしっかりと「感じる」ことを大切にしてみてください。
毎日休むことなく、食べたものを消化し、栄養に変え、不要なものを出し続けている私たちの体の偉大さを改めて感じ、少しだけ丁寧に扱ってあげることで、体たちも喜んで働いてくれます。
食う。寝る。出す。が満たされていたら、ハナマルです😀
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