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真剣に生きるのに必要な、たった一つの事

どうも、薬剤師の川島です。

今日の内容は、実は2019年に「医療職に求められる資質」というタイトルで講演した時のものをアレンジした内容になってます。

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真剣に生きるのに必要なたった一つの事は何か?

答えは

『タブーと向き合う』こと

です。

どういうことか?

これを分解していきますね。

日本では色々なことがタブー視されています。

思い当たるのは何でしょう?

日本の3大タブー(※川島調べ)

①お金(稼ぐ、使う)

②宗教(政治、信念、くだけた言い方で“やりがい”)

③死(生、性)

日本人にとってこの3つを「議論」することは、まだまだタブー視されています。

薬剤師の業界ですら③もタブーだったりします。(そういう薬剤師も多いです。)

①お金でいえば

薬剤師なんだから点数をとるため(=お金を稼ぐため)という議論はダメだ。患者さんの為に何が出来るかを考えなきゃいけない!

とお金の話を毛嫌いする人も多いです。そういう人に限って、しっかり待遇(給与)にこだわったりするのでやっかいです。

②宗教でいえば

死ぬ・生きるという話を患者さんとしてはいけない

という薬剤師もいます。死生観を話してはダメって、どうやって服薬指導(特に終末期で死が目の前にある人と)をするんでしょうか?「死なないから頑張りましょう」と言えるはずもないのに・・・。

政治で言えば、国家資格者である薬剤師は国民の健康増進のために仕事をするはずです。でも今の法律では、なかなかそれが許されない場面も多いのが現状です。では「国民の利益になるよう法律を作る(改正する)」にはどうしたら良いか?国会で決議してもらう必要があり、現場の声を拾ってくれる議員が必要です。なのに、政治と聞いた瞬間にアレルギー反応を示して投票にすら行かない人が多いです。

③性は?というと、薬剤師の中でもピル(OC・LEP:低用量ピル)の議論を嫌がる人は、まだまだいます。バイアグラ(勃起不全)の服薬指導や、ピルの服薬指導が“恥ずかしくて出来ません”という薬剤師もいます。

そりゃ医療従事者がそんな感じじゃ、学校薬剤師として性教育、避妊の話も出来なくて当然ですよね。・・・話がそれました。

タブーと向き合うことは真剣に生きること

でもこのタブーの中身って、生きがいを感じるのにメチャクチャ重要じゃないですか?

ちょっと強引な展開ですが、

死を考える⇒生きることを考える

生きることを考える⇒生きがいを見つける

生きがいを続けたい⇒お金が必要

死を考え、生きることを考えるとは、自分が何をしたいか、自分が心地よい価値観は何か?ということを考えること。

そしてそれは“生きがいを見つける”ことと言い換えても良い。生きがいとは時に“信念”と呼ばれたり、形を変えたものが“宗教”や“政治(信念)”だったりします。

自分の生きがい(仕事でも趣味でも)を続けたければ、お金が必要ですよね。だからお金を稼ぐ(使う)ことから目をそらしてはいけない。

そして今は『好きなことをして稼げる』時代になってきました。


しかしまだまだ、これらの議論はタブー視されていますよね。

そしてこういう話をする僕は、時々、ドン引きされてしまいます(笑)

でもね、最後に一つ質問です。

最後に・・・人の死亡率は何パーセント?

そう、100%ですよね。人は必ずいつか死にます。

死んでいる人は生きることは考えられません、当たり前ですが。

生きることを考える、ということは、死ぬことを考えると同義である。これが僕の持論です。

つまり「死ぬまでに」=「生きている間に」何をしたいか?を真剣に考える。

そのために、自分の生きがい(楽しい事)を見つけて、活動するための資金を稼ぐ。そのために頑張る。ということが、タブーと向き合うことです。

僕は自分の持っている情報(知識・経験・信念)を発信して、関わった人にちょっとでもハッピーになってもらって、死んでいきたいと思ってます。

皆さんの “生きがい” “死ぬまでにしたいこと” は何ですか?

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