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ワーケーションという訳でもないけど
「屋久島憲法100周年シンポジウム2日目」をすっかり抜けてしまったので、YouTubeアーカイブ(録画)を観ることにしました。
屋久島内の7,000Haにおよぶ「共有林」の所有権と利用の歴史
72億円にも上る赤字会計の問題提起
里エコツアーでの森林利用
船行の森林利用の歴史
森林組合の木材活用
木材の価格変貌
責任の継承
平内集落の紹介
共用林組合と区長
各種団体との関わり
楠川共用林組合
屋久島の森づくりへの参加(林業+観光)
一湊集落の紹介
新炭共用林組合
吉田集落の共有林の活用
吉田の里巡り
ドラマ「まんてん」
アコウの木
森山神社
永田集落の紹介
春牧里めぐり 海コース、山コース
屋久島里の花ハンドブック
屋久島里めぐり里語り読本
この講演の後に質疑の時間を設けられましたが、驚くことに誰も質疑しませんでした。会場の空気感が分かりません。
私の感想です。
屋久島憲法100周年シンポジウムにこの事業者を招聘している理由が理解できません。
以下の理由から外資系再生エネルギー(バイオマス資源)事業の必要性を全く感じません。
・全国各地で相次いで自然環境を破壊し、大規模災害を起こしている事業者がみられます。屋久島では現在の再生エネルギー99%以上を達成している現状があり、残りコンマ数%の為に多大のコストと大きなリスクを掛ける必要はありません。
・宮城県では水道業者の民営化をしたとたん、海外資本に51%取得されました。早速水道料金が2割値上げされたんだとか。このことからも、生命維持に重要な役割のある電力をはじめ、水道、ガスの外資系企業参入は不要だと思います。
・島内消費を問題視しているようだが、人口減少をしている中で、海底ケーブルを新たに増設し、屋久島の電力を持ち出す計画があるようで、環境破壊につながる安易な計画に感じ、非常に不信感を持ちます。
・近隣諸国の意見を聞く前提で話を進めているが、内政干渉に他なりません。
・水力発電のポテンシャルを高めてインフラ整備をすればいい話ではないのでしょうか。
・バイオマスエネルギーを活用するのであれば、屋久島であれば小規模で充分ですが、この事業者は10億円以上かける大規模事業につなげる計画です。その割に現在の電力の3%程しか作ることができないという。
・海外メーカーの施設利用で、日本に適合しない可能性があります。
・「人件費、固定費が割高」と初めから問題を丸投げしてしまっています。
屋久島高校吹奏楽部演奏
ディスカッション
更新手続きの仕組みから7,000Haから1200Haに減少しているのではないか。
感想です。
「山稼ぎをしないのなら国に返せ」「使用実態がないのに国民共通の財産として利用するのは当然」といささか乱暴な講演なのですが、国の森林管理として一体何をするんでしょうか。屋久島の森は手に余るでしょう。管理計画がないのであれば、山は荒れます。順序が逆ではないですか。
「国の管理計画がない限り、国に任せられない」のではないのでしょうか。
「組合」か「国」か、どちらかが独占するのでなく、議論しながら共有(活用)することはできないんでしょうか。
屋久島は複合文化だと思っている。
共有林は人と一番近い自然。
里山の復権。
新しい提案をするのが屋久島。
栗生の診療所(昭和24年)をつくった。
栗生の橋(昭和21年)をつくった。
営林署から木材を貰ってきた。
歴史を知って新たな視点で議論したい。
森林、観光を両立させ、住民と相談しながら進めたい。
自然の価値が変わっている。
里エコツカーへの期待。
共有新炭林
屋久島憲法
RE100
屋久島の森との関わり
屋久島憲章は通称
自分で育てた杉。平野は契約更新をしていない。
部分林の更新について、事務所で個別確認させてほしい。
尾之間の共用林組合や屋久島憲法を知らない人が多い。
今まで通り恩恵を受け、山を守っていきたい。
”天文学的な借金”が気になる。
借金72億円
2,200丁歩がいくらで売れるのかで精算することになるだろう。
赤字が出た場合は義務を果たしてもらうことになる。
自分で育てた杉は公社が買い取るのと別に町が契約している部分林ではないか。
感想です。
こんなことを言ったら新規組合員なんて現れません。
公社の赤字。
一般的には、契約者とは関わりなく、利益分配後の精算になります。
最後に
この2日間の議論で若者や女性は登壇しないんですね。ポスターとのイメージギャップが広い。
公社は組合員を守る義務があるのでは?
一般人は「屋久島憲章」に関わることは難しそうなので、次回200周年記念でまた、勉強しましょう。→皮肉です。