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意思決定の前に経験、チャレンジを!

やくさひろです。

国家資格キャリアコンサルタント記事に関連して「経験を行うことの必要性(啓発的経験)意思決定の前に経験、チャレンジをする必要性」について述べてみたいと思います。

① 経験を行うことの必要性(啓発的経験)

タイトル通りこれまで得た知識・理解を通して経験を行うのが次の段階です。経験する、でなく経験を行う、の言葉はかっこ書きのような啓発的経験を経験するというステップだからです。今の時代ほどこの「啓発」という言葉が頻繁に使われることはこれまでなかったと思われます。

最もよく聞かれるのが「自己啓発セミナー」「自己啓発本」の類。それではいかにも理解しているかのように使用している「啓発」とは、正確には何を意味するでしょう。啓発は「知識をひらきおこし理解を深めること」「人が気づかずにいるところを教え示してより高い認識・理解に導くこと」。

つまり自己啓発とは「自分が気づかずにいることをひらきおこし自分に教え示してより高い認識・理解に己を導くこと」、それを自分だけではできないからセミナーや書籍に頼るということです。そしてそのような啓発的経験が人には必要であり重要であるということです。

ただし、ここまでのプロセスで自己理解・仕事理解が定着し次の段階に進めるというかたは次のステップを踏むことも可能です。ここまでで自己理解、仕事理解に少しでも不安がある人は、是非この啓発的経験を受けてみましょう。具体的にはどんなものでしょう。

自己理解と仕事理解のプロセスで皆さんのキャリアビジョン(将来の自分の希望的具体像、仕事をしている様子)を明確にできていれば先のように次のステップ「意思決定」に行って良いのですが、そうでなければ、職業選択や意思決定をする前に啓蒙的経験としていくつかの経験を積むことにより自信にもつながりまたその先のより難解なステップに行くことも自信を持ってより楽にできるようになります。

この時用意されているのがインターンシップ、アルバイト、職業訓練、トライアル雇用、ボランティア体験などであり、自己理解と仕事理解で情報を得た仕事を試行としてやってみる過程が啓蒙的経験であり、ここで何より大切なのは、「やればできた」という成功体験です。

② 意思決定の前に経験する理由

既に述べたように、適切な意思決定にはそれにふさわしい自分理解が必要です。自分の立ち位置や得意分野、限界などを知り尽くし、自分の長所も短所も見極めさらにその両者をメリットとしてとらえうる技能も要求されます。

ここまで自己理解を済ませた場合に仕事理解に入りました。この場合自分が望む仕事はどんなものであるかという対象としての仕事の理解だけでなく、自分がその仕事を遂行するにあたってどのような技能が必要かという分析をしていかに試験・面接を攻略するか、自分だからこそ選ばれるべきだと思える満足的な回答に至る質疑の準備をしておくべきことを論じました。これら全てを滞りなく済ませた場合には、既に意思決定の準備ができているとみなしそのステップに進みます。

しかしながら様々な理由から一足飛びに意思決定に進むと逆に自信喪失にとらわれたり、他のかたのようにすんなりと行かないことから途中下車してしまったりするかたもいます。そのため、少しでも自分理解や仕事理解の部分で逡巡を感じる方は是非この啓蒙的経験を実行しましょう。次の意思決定に大きな自信を与えてくれるはずです。ですから、啓蒙的経験は意思決定の前に実施するのです。

③ チャレンジをする必要性

実際の仕事ではなくとも、トライアルで金銭を扱ったりクライアントと話をしたりということはバーチャルではなく今、ここで起こるチャレンジです。

様々な状況のかたがいます。長時間人と対面で話す機会がなかったかたも、他の人が何ともないものが怖いかたも。今までは頭を使って考えればよかったのに、イレギュラーな局面の変化に足がすくむ人もいらっしゃるかもしれません。

ですが、仕事とつながり日常とつながるために今まで考察した自分理解と仕事理解の成果に自信を持ちチャレンジすることが、だからこそ必要なのです。このプロセスを飛ばして意思決定に行っても成果は見られません。一見頭を使う作業で楽に見えても、結局は最終的に現実世界で並行して突発する様々なアクシデントに冷静沈着にベストと思える意思決定をして皆さんそれぞれ毎日を生きておられるので、ここはキャリアコンサルティングの力を借りてでもミッションを遂行しましょう。

ここで得た経験は、たとえ最初のうち苦戦してもそのうちコツをつかめば「うまくできた!」という時に出会える

そこでの成功体験・失敗体験も、時が経てば全てが教訓として生きてくれますから、書き留めておきましょう。この③を経験しやり遂げたという思いがいつまでも自分を支えてくれるように、「記録を取ることができる」ことは基本、社会人としての優劣にも関わりますから。

経験(啓発的経験)を意思決定の前のステップで行うことの重要さはお判りいただけたでしょうか?

達成感で喜びに溢れた皆様の笑顔を増やしていくことが、私たちキャリアコンサルタントのお仕事なのです。


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