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【SDGs】お野菜の端材活用でフードロス削減!

当社では、百貨店でのお惣菜販売店舗や直営のカフェ・レストランを運営しています。日々、食材を調理している中で出てしまうお野菜の切れ端や規格外の食材。これを廃棄してしまうとそのままフードロスになってしまうので、できるだけ活かしてフードロス削減に取り組んでいます。

たとえば、ベジブロスがお味噌汁に!

新宿三井ビルのオーガニックハウスでは、ベジブロス(野菜くず)を使ってお味噌汁にしています。

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フードロスって、どういうこと?

「フードロス」とは、まだ食べられるはずなのに捨てられてしまう食品のことです。令和2年4月に農林水産省・環境省から発表された「フードロス量(平成29年度推計値)」によると、1年間のフードロスは612万トンとされています。

これを国民1人あたりに換算すると、「お茶碗約1杯分(約132g)」の食べものが「毎日」捨てられていることになります。

▼農水省の「日本の食品ロスの状況(平成30年度)」

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また、世界的にみると状況はさらに深刻です。

世界の年間食品廃棄物の量(フードロス量を含む)は13億トンにものぼります。生産されている食料は毎年約40億トンと言われており、生産された量の約1/3は手をつけることなく捨てられていることになります。

食品廃棄とはちがうの?

「フードロス」と「食品廃棄」は一見同じイメージを持ちますが、厳密には定義が違います。

「食品廃棄」は、もともと食べられない部分、例えば魚や肉の骨、果物の種や芯の部分などを捨てる場合に該当します。

なぜフードロスが問題視されているの?

◆食の不均衡
世界の人口の約9人に1人は飢餓に苦しんでいるという現状があります。彼らへの食糧援助量は、年間約390万トン。一方でその約1.5倍以上の量が、日本だけで、フードロスとして廃棄されています(年間約612万トン)。

◆環境・経済に対する影響
大量の食品を廃棄するために大量の資源が使われ、莫大なコストがかかります。さらに、焼却や埋め立てでの廃棄は環境汚染にもつながります。

持続可能な社会を維持するために、食品ロスは世界全体で取り組まなければいけない問題なのです。

フードロスを減らすために私たちが今日からできること

◆買うときのワンポイント
「賞味期限」「消費期限」をチェック!「消費期限」は、「過ぎたら食べない(飲まない)ほうがよい期限」、「賞味期限」は、「おいしく食べることができる期限」のことです。期限の違いをチェックして、自分がその期限内に食べられる分を買いましょう。

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◆作るときのワンポイント
野菜のくずは集めてベジブロス(野菜だし)にしたり、前日の残り物をリメイクしたりして食べることもできます。また、皮ごと食べても安心な有機野菜を選ぶことも良いと思います。捨てる前に、是非レシピサイトや消費者庁の資料も御覧ください。

消費者庁:フードロスしない備蓄のすすめ(参考資料)

フードロスという大きな問題に立ち向かうために、個々の小さな一歩が必要です。当社では、運営店舗やセントラルキッチンでの製造など、フードロスにインパクトが大きい部門はもちろん、社員それぞれがフードロスへの意識をもって生活することや、取り組みやすかったことなどをシェアしながら、日々の積み重ねを続けています。

薬糧note記事担当/小林

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