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【SDGs】いすみ市で稲刈り体験をしてきました

5月にいすみ市で田植え体験をしてきた有志たち。この度もお声をかけて頂き、8月28日に自ら植えた稲を収穫してきました。
今年5月の田植えの時の記事はこちら↓

『秋』のイメージの稲刈りが、まだ夏を思わせる8月に開催されるとはと驚きがありましたが……、しっかりと成長した稲を収穫してきた事を、ご報告いたします!

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●今回も大雨スタート

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春の田植えの時も雨でしたが、今回は開催が危ぶまれるような、台風かスコールのような大雨!自称「雨男」のメンバーがいるせいかと皆でわいわいしていたところ、決行するとの連絡がありました。

30分順延ののち、開会式が始まりました。

●稲刈りの準備

最低限必要な道具は「鎌」、そして収穫した稲を束ねる「藁」です。機動性を高めるために、ベルトテープで藁を腰に巻き矢筒のようにします。きちんと正しく巻くと、藁も落ちずに必要分だけ引っ張り出して使えるとの事。

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刈り取った稲は、このように藁で縛ってV字に束ねます。こうすることで、このあと掛けて天日干しをすることができます。最初に職員さんにレクチャーしていただきました。

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それでは、いざ参らん!

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●初めての稲刈り体験

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写真では簡単そうに見えますが……。今回も泥の中で作業しているので、どんどん脚がぬかるみにとられてしまい、思うように動けずに苦労します。まるで底なし沼のようです。

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刈り取った稲をその場で藁でしばります。作業はたいへんですが、
ドロドロになりながらもなんとか形にできました!
メンバーによると、刈り取った根本に足を乗せると沈むのを防ぐことができるので、少し作業性が高まるとのこと。
少しずつですが、その場で学んでいきます。

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●今年の稲と田んぼの状況

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今年は6月中旬まで、気温が上がらず天気も良くない状況でした。5月1日に植えられた苗が、すくすく順調には育たなかったとのこと。
ところが、6月下旬にいきなり真夏並みの「酷暑」になり、苗だけでなく、田んぼの雑草や水草が繁殖してしまい、稲刈りの段階でも水がひかず
草が生えた状態でした。天候などの状況で毎年大きく育ち方が異なり、
本当に自然相手の農業は難しいと、いすみ市長さんが仰っておりました。

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●稲刈りのあとはお楽しみのごはん

稲刈りの後は、前回と同じように楽しいご飯タイム。
炊きたてのいすみっこ(コシヒカリ)はもちろん、今回は名産品でもある、地元で捕れるイセエビをつかったお味噌汁、そして、ごはんとの相性抜群な「鮭の切り身」もおかずに頂きました。
いすみ市、陸の幸も海の幸もあり、なんと贅沢な……!

美味しいご飯が、雨で冷えて疲れた体に染み渡ります。陸と海の幸、ありがたくいただきました!

●稲刈りを終えて

天日干し中

今年初めて参加した、いすみ市の稲刈り体験。田植えから刈り取りまで、自分たちできちんと体験し見届けるという気持ちで皆参加しました。
雨天で大荒れの中でも開催の準備・敢行いただいた「いすみ市」の皆様方、心より感謝申し上げます。特に今年の成育状況が芳しくない中で、手をかけて稲をここまで育てられた皆様のおかげで、有機栽培を推進するためのさまざまな取り組みを私達も体験させていただく事が出来ました。
自分たちも同じ有機を促進する立場で、学ぶところも多いと感じました。

今回体験した昔ながらの手作業での稲刈りは、現在は機械化されてもっと効率化しています。敢えて昔の農作業のやり方を通して、日本の伝統を知る・学ぶという貴重な機会でもありました。また来年機会があれば、参加できればと思っております!

記事作成/薬糧note編集部 赤尾

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