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【SDGs】お客様と共に取り組むボトルキャップ寄付 〜 小さなキャップに想いをこめて「世界の子供たち」にワクチンを 〜


エコキャップ運動という言葉を聞いたことがありますか?

自宅、会社、学校などで 捨ててしまうペットボトルのキャップを集めることにより、東南アジアを中心とした途上国にポリオワクチンや麻疹ワクチン、結核ワクチンを寄付する取り組みです。

キャップ500個で約1kg、回収業者さんによりますが2kgから4kg分がワクチン 一人分の寄付になります。回収されたキャップはリサイクル業者さんが、
選別→洗浄→異物除去→粉砕→再洗浄→乾燥の工程を経てフレーク状またはペレット状のPET樹脂となり、様々なものに生まれ変わります。

キャップは集めて郵送するか、全国の回収業者まで自ら運び込まなければいけません。都道府県により、回収業者がいない地域、また回収した後のキャップの色分けが手作業の業者さんやセンサーで自動でできる技術を持つ会社など、状況も様々。でも、毎日毎日、日本中の人が捨てるペットボトルの量を考えれば環境問題として観点からも、とても意義ある取り組みだとわかります。

一見すると、途方もなく時間と手間のかかる取り組みですが、こんな「チリも積もれば素晴らしい山となる」寄付活動を、お客様と共に弊社の全国の営業所では取り組んでおります。


2022年10月、弊社の全国の営業責任者会議でSDGsの取り組みの一環として
「ペットボトルキャップ寄付活動」を開始することが、満場一致で決定して以来はや一年以上経ちました。

仕掛け人は、営業部門からSDGs推進チームのメンバーとしてチーム発足当初より参加している、熱い漢Kさんです!Kさんは、通常業務で忙しい中、全国の営業メンバー向けに毎月SDGs通信を発信してきたSDGsや社会問題・環境問題に真剣なベテラン営業マン。

弊社は部署ごとにSDGsゴール17項目の勉強会を毎月行っているのですが、営業のメンバーは他部署に先駆けて17項目の勉強会を全て終わらせるなど、SDGsへの姿勢は積極的です。

そのような中で、自分たちだけではなく、何とかお客様にもご参加いただいて、SDGsの取り組みができないかと始まったのが、この「ペットボトルキャップ寄付」の取り組みでした。


全国の各営業所にはペットボトルキャップ専用の廃棄ボックスが用意され、分別が開始されました。営業所によっては、事務員さんの協力もあり専用ブースのような場所も設けられました。

全国の営業チームにはこんな声がけがされました。

①ボトルとキャップの分別を行う。
②可能な限り「ラベルを剥がしてプラごみ分別」に分類する。
③キャップは「ペットボトルキャップ寄付」活動を展開している回収業者に届ける。

寄付するキャップは、回収業者に引き渡し、回収業者がキャップをリサイクル素材に加工して、それを売却した利益の一部が寄付されます。
寄付されたお金は、日本のNPOとUNICEFが連携して世界のワクチン工場へワクチンを発注するために使われます。
製造されたワクチンは冷蔵・冷凍状態のまま、空輸で支援国へ届けられます。
そして、最終的に支援国の接種会場で子供達にワクチンが接種されます。


ここからは、全国のいくつかの営業チームより、ペットボトルキャップ寄付活動の様子をご紹介いたします。

四国営業所
2023年1月、中四国エリアの営業チームが、全国一斉にこの取り組みを始めてから、初めて4kgのボトルキャップを回収場所に持ち込みました。
1キロで10円のワクチン代、4kgで一人分の子供の健康を守ることからスタート。


一番最初はたった4kgでも結構な量と感じたものでした



1月からさらにお客様と共に貯め続け第二回目はこの量に!



そして、中四国での第二回目の寄付は180kg!
4kgでワクチン1人と計算すると45人分のワクチンになります。

千葉営業所
千葉チームは千葉市花見川区役所へ段ボール箱20個分のキャップ寄付を実施。

段ボール箱20個分を車に積んで行きます


千葉営業チームからのコメント
「事務所での保管も大変だったが、とにかく運ぶのに苦労しました。でもその先に助かる命があると思うとやりがいがあった。キャップ集めにご協力いただいたお客様にも感謝です。」

千葉市では花見川保健福祉センターで回収を行っています


関西営業所
関西営業チームは回収業者へ持ち込みとなりました。
その後、薬糧開発宛に頂いた受領明細には

重量:47.7kg
個数:20,511個
ワクチン : ポリオ23人分、BCG68人分
CO2削減換算 : 150.3kg

こちらは回収業者への直接持ち込みなので、この寄付によって具体的に何人分のワクチンが買え、結果CO2がどれくらい減らせることができるのかがわかりました。また、こちらの回収先では、膨大な量のキャップの色選別の作業を障碍者の方々が協力して下さっているそうです。

営業責任者のMさんからのコメント
「7月になりますが、ボトルキャップを回収業者に持ち込みさせて頂きました。お客様も引き続きご持参していただいております。この調子で継続して行って参ります。」

集めて集めて47.7キロ!


東北営業所


(株)サイコーさんに受け渡し


上の写真は、東北の営業チームが各店で集めたペットポトルキャップ168kgを
回収業者さんに、Kさんが代表して納めてきてくれた様子。

東北営業責任者のHさんからのコメント
「4kgでポリオワクチン1人分になるとのことで、今回「42人分のワクチン」になりました。現在、お客様へもご報告していますが、お客様も喜んでくださり、薬糧開発の取り組みも伝わり嬉しく思います。
今では、各営業会場でお客様がたくさん持ってきてくださるので、出張中の車内の荷物が大変ですが、このような形となりお客様も喜んでくださっているので、今後も継続していきたいと思います。」


「とにかく回収場所まで届けるまでの保管が大変」とのこと


そして、東北の営業チームから最新のキャップ寄付の報告がありました。
東北チームは寄付量も最大で、弊社のエコキャップ横綱!
これで寄付は3回目、現在までで合計447キロ、112人分のワクチンになります。


お客様と貯めたボトルキャップ、今回も大容量!


九州営業所
九州でも、10月某日、ボトルキャップを回収業者さんに持ち込みしました。
45リットル袋で7個分です。

Kさんよりコメント
「およそ6ヶ月貯めた量です!目方は69キロとなり、後日、寄付明細をいただけるとのことでした!
回収業者まで片道40分、持ち込み場所が近くに無い(市を二つ超えた先)のが辛いところですが、集めてくれたお客様にも感謝です。お客様もSDGs活動に興味がおありの方もいて、いろいろ質問してくれます。
お友達にも声をかけて集めてくれています!」


まだまだ暑い日が続いていた10月、営業終わりの詰め込み作業です。


壮観!


集めたキャップをしっかり保管し、回収業者まで届ける仕事を、日々営業で忙しい中でSDGsのためにと頑張る営業チームの皆さん、本当にご苦労様です!

今回は、ほんの一部を紹介させていただきました。
弊社で現在まで集まったボトルキャップ寄付の取り組みの成果は、

キャップ数の累計:361,630個
総重量:841kg
ワクチン:210人分のポリオワクチン
CO2削減換算:約2694kg


そして、キャップはリサイクル素材として加工され再利用されますので、環境問題への取り組みにもなります。

実は弊社の営業会場では、マイカップを奨励させていただいており、カップをお持ちでないお客様のための紙コップもFSC認証のものを使わせていただいております。ですので、お客様は自宅からわざわざキャップを集めてお持ちくださるのです。

ボトルキャップ集めにご協力くださる全国のお客様、この場をお借りいたしまして心よりの御礼を申し上げます!

今後もお客様や取引先様と手を携えて社員一同、SDGsの取り組みを継続して参ります。

営業チームのSDGsの取り組みはこちらの記事でも!


記事作成 薬糧開発 マンガノ

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