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マイクラ 世界の果てまで鉄道を

出会い

Minecraft、日本語では通称マイクラと呼ばれるこのゲームは、世界で一番売れているゲームとして名高い(諸説あり)。

このゲームにおいてプレイヤーは、ブロックで構成された世界を縦横無尽に駆け回ることができ、冒険や建築をはじめとしたさまざまな遊び方をすることが出来る。

マインクラフトのゲーム画面



畑を作って食料を確保したり、敵と戦ってアイテムを手に入れたり、世界中あらゆる場所を冒険したり、その自由度の高さも相まって全世界で二億三千八百万本もの売り上げを誇っている(wikiより、2022年現在)。

そんな大人気のマイクラは一人で遊ぶことができるのはもちろん、オンライン上で複数人のマルチプレイができるようになっている。

広大な世界を大人数で遊べばそれはそれは楽しいに違いない。そう思って私も誰でも入れるオンラインマルチサーバーを探して遊んでみることにした。
そしてそれが、あのサーバーとの出会いだった。

※以下、マイクラのプレイ環境はjava版、ver1.18.2です。

ひとえにオンライン上にあるマルチサーバーといっても、日本向けのものだけでも200以上存在する。
世界中には数千ものサーバーが存在するらしいので、その中から自分好みのサーバーを探すのでも一苦労だ。

自分はこれまでバニラ(modのない状態のマインクラフト)だけでなく、いろんなmod(ゲームにいろんな追加要素を加えるデータのこと)をいれたワールドで遊んできた。

マルチサーバーにもmodに対応したものがあり、クライアントmodといってそのサーバーで遊ぶためにmodを導入しなければならない場合もある。

Modを入れることによって通常ではありえないアイテムや遊び方が出来るため、バニラに飽きた人でもいつもと違った楽しみ方が出来る。

さらにはサーバー独自に様々なプラグインを導入している場合があり、それこそ楽しみが無限に広がっていく。

そんな多様なマルチサーバーをしばらく渡り歩いていった。

サーバー独自のシステムには感銘を受けた。プレイヤー同士でアイテムの取引ができるもの、職業制度が導入されてお金を稼ぐことができるもの、町や国を作って領土を拡大することが出来るものやバニラにはいないモンスターが追加されていたり、いろんなイベントがあったり。

それぞれにサーバーの特色が出ていて楽しかったし、ほかのプレイヤーと遊んだり、チャットをするだけでも楽しかった。

そしていろんな世界をめぐって気づいたことがあった。

やっぱりバニラで遊びたい。

どのサーバーも魅力的で、没頭できる世界が作られていた。だがそのような独創的な世界を旅した結果、改めて元となるマインクラフトの楽しさに気付いたともいえる。世界中冒険したり、レアなアイテムを集めたり、ブロックを集めて建築したり。

根幹となるマイクラの世界が見えてきたようだった。

初めてプレイしたシングルワールドでも、modは一切入れなくともひたすらに楽しめた。

整地も建築も苦にならなかった。

建築を楽しみたいならクリエイティブモードでもできるし、マルチサーバーもクリエイティブで建築する用のものもある。懐からアイテムを無限に取り出せれば幾分楽に好きなものが作れる。

しかし私は、自ら装備を作ったり、食料を調達したり、整地をしたりブロックを集めてくるという、マイクラの一つ一つが楽しみたいのであった。

今いろんなワールドで遊んでいるマイクラのプレイヤーでさえも、その根底としてバニラの世界が存在する。そんなすべてのプレイヤーが知ってるシンプルかつ奥深い世界で、いろんな人とマイクラで遊びたい。

そう考えていた矢先見つけたのが『NATIONS MC』というマルチサーバーであった。

とはいえこのサーバー、当初はバニラではなく、いろんなプラグインが導入されていた。

私が最初に参加した時のこのサーバーは、ワールドの地形が世界地図を再現したものになっており、前述した職業を追加するプラグインでお金を稼ぎ、そのお金で町や国を作って楽しむというサーバーだった。

そのワールドはもちろん日本も再現されていたため、最初は偉大なる島根に国を作って遊んでいた。

配布マップ独自の地形を探索したり、アイテムを集めて建築したり、お金を集めて国を拡大したりと楽しいサーバーであったが、一つだけ致命的な問題点があった。

それは人が少なすぎるという点である。

そのサーバーのDiscordのログを見てみると、自分が参加する以前はもう少し人がいたようだが自分がプレイしだしたころはたまに人が来るぐらい。

複数人で建築したりチャットしたりすることすらままならない状態だったのだ。

自分を含めても同時にログインするプレイヤーが3人いることがほとんどないような過疎状態(島根みたいな)において、さすがに運営も人がいなさすぎることを問題視したようで、新たなワールドの作成を検討し始めた。

アクティブなプレイヤー(とはいっても3~4人)による簡単な協議の結果、コマンドなど覚えることがあるうえ、それなりの人数でのプレイを前提としたプラグインの導入をやめて、初心者でもわかりやすいバニラかつサバイバルのワールドを新しく生成して心機一転するという方向で話がまとまった。

こうして、私が遊び始めて3か月ほどになろうとするころの2022年1月23日、それまでの世界は終わりをつげ、バニラワールドとしてのNATIONS MCが幕を開けたのであった。

それまでのサーバーの仕様を大きく変えることは運営としてもある意味賭けであっただろうが、私としてはなじみのあるバニラの世界に心を躍らせ、新たな世界の開拓ができる喜びでいっぱいだった。

何人かのほかのプレイヤーも新たなワールドの誕生に立ち合い、新世界を冒険する意気込みであふれかえっていた。

プレイヤーの中にはそれまでの仕様との違いに困惑する者もいたかもしれないが、みんなが知ってるバニラであるという点で参加の敷居は低く、新規プレイヤーも何人か散見された。

こうして順調に再発進したNATIONS MC。しかしその行く手は必ずしも明るいものではなかったのである。

このサーバーで遊びたい方へ

マルチサーバーが掲載されているサイト→ こちら
本サーバーのDiscordへのリンク→ こちら


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