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女性が働き続けるというコト

「妊娠発覚したので薬局を辞めた」という薬剤師さんに出会った。

初めての妊娠、嬉しい反面、立ちっぱなしの職場、忙しい、患者さんが多ければ昼休みはずれ込み遅い時は15時〜になる。この職場で働けるか考えたが、「退職」を選択した。

彼女は、悪阻なんてないかもしれないけど、ものすごく体調不良に陥るかもしれない、妊娠でどうなるかわからない体調を心配した。急に休む、遅刻する、早退して、皆んなに迷惑をかけてしまう事が1日でもあるならば「退職」しようと思ったのだ。

彼女なりの悩んだ末の選択。

きっと彼女の職場は「妊娠中の体調不良は想定内。迷惑だなんて思わないから、辞めずに働いて欲しい」と懇願しただろう。

でも、本音はどうだろう。

「これだから、この年頃の女性は雇いにくい」と思う経営者もいるだろう。

「妊娠は病気じゃない」と引き続き激務を強いる職場もあるだろう。

「妊娠中だったり、子どもがいると、その理由で休めていいよね、私達独身者にしわ寄せがくる」と嫌味を言う同僚もいるだろう。

結局は誰でも「気軽に休める」環境さえ整えれば、解決できる。代わりに誰かが勤務してくれたら、気軽に休める。

妊娠中だけではなく、子育て中は何が起こるかわからない。急に呼び出される事なんて日常茶飯事。休める環境を整えなければ、子育てしながら働けない、何人も子どもを産めない、明るい未来なんてない。

でも、休める環境があるとしたなら、きっと、日本の未来は明るい!

全ての職場で「妊娠おめでとう!」と心の底から言える日本になれるのかな。なれたらいいな。

だから、私は起業した。

彼女のような薬剤師が「働き続ける」を選択をできるような社会にする為に。