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田舎の家賃三万円の暮らしは意外とよかった


1 なぜ田舎に来たか?


私は、ど都会出身である。20代女性。電車を乗りこなし、ぴゅーんと人混みをかき分けて進んでいける。

でもあるとき、人が多すぎて苦しいと思った。

人が多ければ、混む。これがストレス。それにいろんな人を見ていると自然と自分と比べてしまう。落ち込みがち。


そんな中で就職活動。やりたいことはあったけどそこに根を張る自信はなく、もう、思い切って田舎に借り暮らしに行こう! こんな軸で就職先を決めた。


どれくらいの田舎にいたかと言うと、難しいが、特徴を書いてみる。家の目の前に田んぼ、どのアパートにも無料の駐車場、どのお店にもすかすかの広めの駐車場あり。車生活。駅や市役所のあたりの通りに、どどっとお店が詰まってて、他は緑!空!みたいな。道路も単調で、ドライブが楽しい。山まで車で20分。そんなところ。


頑張って探した家の家賃は、3万円。ワンルーム10畳、風呂トイレ別、独立洗面台。すごい! 実家の近くで同じ値段の家は、ユニットバス、ワンルーム5畳くらいではないかと思う。

似た状況にいる人や、こんな状況はどうなの?と思う人のお役に立てることを願います。


2 私の田舎暮らし

と言うわけで、どんな暮らしだったか。


とにかく色々ある! と思った。



車でののんびり通勤、夕陽、田んぼ、水辺。


こんな素敵なものたちを壊しながら都市は開発されていったのかと思うとむず痒い気持ちになる。


何より人が優しかった。
○○から来たの?! と、びっくりしながらこの辺の特徴を教えてくれたり。野菜を分けてくれたり。とにかくいろんなことに気づいて、気にかけてくれて、声をかけてくれる。特産物については、特に熱を持って語ってくれる。

こんなにも優しくて、地元愛に溢れている人たち、私の地元にいたかな、と思う。

いたとしても気づけていないのかもしれない。私は、知らないうちに自分の守備範囲の中でだけ、生きようとしていたらしい。

この田舎の人たちは、のびのび過ごせる環境があるから、心に余裕があって、人にも目を向けられるのかな。


結果としては2年間、本当に快適に過ごしたけれど、自分の人生のためにこの場所は離れることにした。


3 田舎の家賃3万円暮らし、まとめ。

○メリット○
・野菜が美味しい気がする。珍しいものにも出会える。道の駅最高。
・自然で心身ともにチャージできる。
・人との関わりを大事にできる。(場所を変えるって大きい。)
・空が綺麗。地球に居させてもらえるありがたさを感じられる。
・星がたくさん見える。天体の勉強にも最適。
・移ろいゆく季節を楽しめる。田んぼの稲が育つ様子は圧巻。水を張っている田んぼに映る夕焼けは忘れられない。
・「足るを知る」ができる。娯楽施設や洋服などを買えるお店は圧倒的に少ないだろう。しかしその環境でも楽しめることがたくさんあることに気づける。物は、そんなにいらない。
・自分に必要なものがわかる。たぶん田舎暮らしは人によって合う合わないがくっきり分かれる。(田舎度合いにもよるが。)その中で、自分は暮らしに何を求めるかということがふわふわと浮き上がってくる。


○デメリット○
・家賃3万円の家は、さすがに壁薄い。
・いままで好きだった、無印良品のお店などが遠い。
・風邪を引くときつい。運転しないとお店に行けない。(そうならない家を探せばよかったかも。)
・意識して運動しないと、一気に体が衰える。
・孤独だなと強く感じやすい。



まとまりがないけれど、本当に最高の日々だったと思います。あー早くまたドライブしてあの景色を見たい。


みなさんにもいい縁がありますように!

読んでくださってありがとうございました!

こちらのスペースの確認、ありがとうございます! いただいたサポートが、私のかけがえのない思い出とモチベーションになります😊 具体的には、たぶんチョコを買うと思います笑