教師はどうあるべきか？　大人になった私が学校に潜入して思ったこと

私は教育に携わりたい。

でも1番身近な教師という仕事は、忙しくて大変です。

どんなに大変か…多くの学校で見学させてもらって、痛いほどわかりました。何しろ相手にするのは純粋で何でも吸収する、予測不可能な子どもたちなのですから。

自分の指導内容が子どもの将来に大きな影響を与えるかもしれません。いつ何が起こるかわかりません。それに、事務作業も多いです。

でも、現場の先生方は努力に努力を重ねて、頑張っていらっしゃいました。

趣旨とずれるので細かくは書きませんが、本当に感動する出来事がたくさんありました。

そんな現場の実態を見た上で、私がもし教師になるとしたら何を大切にしたいか考えました。

1 、目的意識を持つこと。

どんなにすばらしい活動を取り入れても、

「どんな目的でその活動を取り入れるか？」

という問い に答えられないと、子どもたちのためにならないと思います。

楽しむため？　楽しんで活動することで、子どもに何を伝えたいのか？　深掘りした複数の目的を、毎度毎度考えます。

2 、相手の気持ちを考えて行動すること。

 目的を持つことは大事ですが、自分のための目的になっていないでしょうか？

特に、発言には注意。

繊細な子どもたちへ向けた言葉は、ただの一言でも誰かの心を傷つける可能性が あります。

言葉を発する 前に、誰のための言葉か考え、

できるだけネガティブなことは言わず、

特定の誰かを傷つ けることがないようにします。

相手、すなわち自分が向き合う子どもたちが少しでも前向き に、自身を好きになれるように。

子どもたちは学校や教師に何を求めるのでしょう？

常に相手目線を忘れずに物事を考え、行動したいです。

3 、1人 1 人の個性を大切にすること。 

集団で授業を受けることの良さを現場から感じました。

先生への負担は大きく、デメリットもありますが、 人数が多いからこそ様々な形態をとって学んだり、教え合ったりすることができます。

そ れぞれに個性があって、得意なことも違う。

集団に所属しているからわかるそれぞれの個性が見えてきて、

同じ人なんていない、人と比べすぎることはないと感じられたらどれだけ楽でしょうか。

フィンランドのような個別に特化した教育も魅力ではありますが、今ある環境をどう捉えて活かしていくか、考えることも必要だと思いました。

突然ですが、私は人が好きです。

私が関わった素敵な人たちにお礼がしたい。

直接恩を返すのは難しいです。

でも、多くの人が生きやすい世の中を作れれば、恩返しができるのではないかと思います。

生きやすい世の中を教育を通して作っていきたい、それが生きる意味だという気がしています。

生きやすい世の中とは？

言葉にすると難しくありきたりになるのですが、私なりの生きやすい世の中とは

それぞれの違いを認め合い、受け入れ、

他人も自分も尊重できるような人が多い世の中

です。

夢物語だし、この気持ちに囚われすぎている気もしますが、この方針が暫く大きく変わることはないような予感がしています。

そんな私が教育者の立場になったらどうしたいか？

いえ、ここは相手目線です。

改めて考えます。子どもが学校に求めるのは何でしょうか？

そして、国が学校に求めるのは何でしょうか？

子どもが学校に求めるものの一つは、希望だと思います。あなたなら生きていけるよって認めてもらって、自分らしく前向きに人生を楽しむための希望。

そのための手段としての勉強や日々の活動があるのだと思います。

だからこそ教師として、1人1人のいいところを見つけるとともに、楽しそうに生きる姿を見せることができる存在になりたいです。

いかにして自信を持ってもらうか。

そして、いかにして各々が様々な個性の存在を肯定できるように するか。

でも国が学校に求めるのは、立派な国民を育てることでしょう。

立派な国民とは？　まとめやすい国民？　生産性のある国民？　わかりません。

ただ知識や技術が詰め込まれて、ある程度の道徳があれば良いのでしょうか？

学校はどこまで求められているのでしょうか？

何を学ぶ場所なのでしょうか？

学校を経て子どもたちにどうなってほしいのでしょうか？

答えはあるのでしょうか…

学習指導要領の言葉だけでは納得いかないです。

自分なりに、学校がどんな場所になってほしいか、そしてそれはどこまで実現可能なのか、個人では何ができるのか、考えたいです。

あなたにとって、学校はどんな場であってほしいですか？

長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました。

レポートを書いていたら、思いが溢れてしまったのでnoteにしましたが、オープンエンドです😂

よい一日をお過ごし下さい！

そして、教育について少しだけ思いを馳せていただけたら嬉しいです。