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好きな言葉ランキングと好きじゃなかった自分の名前のこと

自分の名前に持つ感情は、「別に」。きらいと思うことはあっても、好きと思ったことは、、。でも、わたしは自分の名前が好きなんだと、最近気づくことがありました。


きっかけは、この記事。

chiyo さんの5つの言葉は、自分がよく口にされるもの。3位に「大丈夫」をあげられていますが、記事やコメント欄での印象とあいまって、なるほどなぁ、と納得します。chiyo さんは、企画や励ましのことばで、ほかの人をだいじょうぶな気持ちにさせてくれています。

おもしろかったので、わたしも、してみたいとすぐ思いました。chiyoさんも、ほかの方の記事を読んで、されたのだとか。ちょっと、リレーみたいです。

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好きな言葉を選ぶのに、「よく使う」の枠は、はずして考えることに。

(よく使うといえば、子供や犬に言ってしまう「じゃま!」とか「どいて」。好きな言葉ではありません。あ、「ありがとう」も、もちろん言いますよ。「好き」とかも。)

まず、好きだと思う言葉を、書き出してみました。

ことば

それらを声にしてみて、これっ、と思ったのに、マル。なんで、これっ、と思うのかは、わかりませんでした。ただ、そう感じたから。

そんな基準で選んだ、わたしの好きな言葉。

  1 すこやか   
  2 さわやか   
  3 やすらか   
  4 たからもの  
  5 すやすや   

次点: おはなし


自分で選んでおいて、おかしな言い方かもしれませんが、好きな言葉が、明るいものばかりなのが、うれしいです。

4番の「たからもの」は、頻繁には使いませんが、わたしの、家族への愛情表現の言葉のひとつです。1番の「すこやか」、5番の「すやすや」、次点の「おはなし」。こうやって並べてみると、子どもが持ってきた世界に、どれほど自分が影響を受けているかということが、わかるようです。



もうひとつ気づいたのが、音の偏り。特に「や」と「す」。

そんなつもりはなかったのに、音読してみて「これっ」と思う音は、自分の名前にある音でした。

もちろん、ヤ行やマ行の音は柔らかい響きで、サ行は、それこそ、さわやかな感じの響き。一般的に、耳心地のよい音ではあります。でも、その響きを、なぜ心地よく感じるのか。自分の名前にある音だから?

わたし、自分の名前が好きだったんだ、、、。

ちょっとだけ戸惑い。

大人になるまで、わたしは、自分の名が好きではありませんでした。意味も、響きも、地味で平凡で。「子」のつく名前があたりまえの頃でしたが、それでも、同じ「子」でも、「やす」はなぁ、と。(同名の方、すみません。)そのうえ、年上の親戚に二人この名前がついているんです。なんで、うちの両親?つけ方が、まさか適当?名前のとおり、やすきにつく?

わたしは、日本の友人らには、小5以来のニックネームで呼ばれています。(ニックネームは、自分の名前の字でできています。アナグラムみたいに。)

でも、気がつくと、自分の名前が、きらいではなくなっていました。好きになった、というより、平気になってた。

いちばんの理由は、年を重ねたから。自分の名前とのつきあいが、長くなったから。慣れ。ちょっと、あきらめ?どうでもよくなりました、名前なんか。年齢を重ねて楽になったことはたくさんありますが、その一つなのでしょう。

好きじゃなかった理由の「平凡だから」は、好きな理由になりました。名前負けにはならないし、名前だけが目立つことはない。漢字で書いても、同名がごろごろいる。芸名とか源氏名でも、まず聞かない。(スナックの名前では、見かけたことがあります。)その目立たなさは、今はプラス要素に感じます。

私が在米なのも、この名前が耳慣れたものになったことに、関係あると思います。苗字や職名で呼ばれることは少なく、どこでも下の名前ばかりで呼ばれるので。(そして、平凡なはずの名前が、ここでは、自然、ユニークな名扱いです。)

名前が好きになったというより、ただ慣れただけ。それでも、うざったく思っていた名前に、いつか、使いこなした古道具みたいな、愛着を感じていました。子どもだった頃の私が、この道具をじゃけんにしていたのが、なつかしいような、すまないような気がします。


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名前の好き嫌いなんて、長い間、特に考えたことがありませんでした。
chiyo さん、楽しいお題をありがとうございました。
(これがまたリレーのように繋がったら楽しいですね。)





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