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グランドキャニオン、それとフラッグスタッフという町


町と街の違いについて考えたことはあるかな。僕が小さい頃から考えている『街』はとにかく人が多くて、高い建物がある場所、例えば池袋とか新宿とか。それに対して『町』は高い建物はあまりなくてこじんまりとしてるけど、でも寂しくはない、そんなイメージだった。

フラッグスタッフはまさにその『町』というにピッタリな場所だった。ロサンゼルスやラスベガスで疲れた心を癒してくれる町だった。高い建物がなくて空が広い、落ち着いているけど寂しくはない、そんな町。

フラッグスタッフは標高2000 mにあってアリゾナ州最高地点の町。鉄道敷設を機に栄えていった町でもあり、禁酒法時代に酒を密売するホテルもあったらしい。20世紀初頭には映画産業を誘致する計画もあったが、ハリウッドにその役は取られてしまった。それでもアメリカらしい雰囲気もあって、映画や小説によく登場する。

西部劇っぽい、アメリカらしいアメリカ。フラッグスタッフにはそれがある気がした。それに加えて静かで落ち着いている。つまり田舎っぽい。アメリカでゲストハウスを開くならここが良い、第一候補だ。



着いたこの日はツアーの予約をして、街を歩いた。英語で電話して予約するの無理やろって思ったけどなんとかなった。ゆっくり話してくれるのですこありがたい。すごい自分に甘いので、そんな予約が出来るだけで嬉しくなっていた。

翌朝、ツアーのお迎えが来る。7時半って聞いてたような気がしたけど、本当は8時半だったらしい。来なくて電話で聞いたら、8時半に行くから安心してと言われた。早い時間に勘違いしてた自分ナイス!こんな間違いがあるとより一層楽しくなるのが旅の醍醐味だ。

こんな道を駆け抜けて、お土産屋に入る。ツアーでは何故か行きにもお土産屋に寄ることが多い。

猫派だけど、この店の犬は可愛かった。

そしていよいよグランドキャニオンへ。ビューポイントに着いて車を降りると、ガイドに下を向け!って言われる。坂本九もビックリだ。前の人の足を見て歩いて行く。



「ほんじゃ、顔上げて良いぞ」と言われ顔を上げると


そこには地球が広がっていた。他の星みたいな地球がそこにあった。

まさに大地の割れ目が

立っている岩の上は、人の声と風以外の音は一切聞こえない。けど遠くに見えるコロラド川には波が立っている。昔からこのコロラド川が静かにこの地の岩を削ってきた。今この瞬間も削り続けているって考えると、その様子を撮りたいなって。


オマケの写真

ツアーが一緒だった人たち(一部)と望遠鏡で色々見せてくれるガイドさん

臨場感あふれるガイドさん、危険なことはしないように的な説明をする

ランチのサンドウィッチ。アメリカらしく、ビーフを頼んでた。他にも巨大ピクルスとかフルーツとかサラダにパスタと盛りだくさんだた。


このツアー参加は6/4で、翌日の早朝にシカゴへ向かうアムトラックに乗った。本来ならもうニューヨークにいるはず。なのにまだ列車の中。

次回は大変、激萎えだけど楽しいアムトラック旅後半でし。次の記事はニューヨークで書いていることを信じて。今、これを書いて車内で1人起きてたらサンドウィッチを貰いました。

それじゃあ、今日もあなたが綺麗な卵焼きを焼けますように。


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