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こどものうんちと便秘の話。その1

久しぶりの対面での子育てカフェ。
臭うわけではないけれど、部屋の換気をしながら、「うんちの話」。

なぜ子どもたちは、「うんち」という言葉にニヤリとするのでしょう?

自分のカラダのことで、毎日の大切なことだけれど、
どこか「話題にしてはいけないこと」だったりしませんか。

大人たちは「こら、汚いこというんじゃありません!」なんて、すぐに言ってくるし。

「うんち!」と声に出すことで、笑いが起こったり、みんなの気が引けたり、仲間意識が芽生えたり、大人を試せたり、子どもたちにしてみれば、きっと色々なことが達成されるのかもしれませんね。

健康のために、大切な排泄の話。
もっと気軽に、スッキリ出せたらいいのになぁと思います💩

うんちが出るまでの仕組み

口に入れて食べたものが、胃に入って、十二指腸から小腸に入って、大腸を通ってうんちになって出てくる。

大腸・小腸の長さは、合わせて10mくらいあって、食べ物が消化吸収されて、うんちが出るまでは、一つの「旅」のようなものですね。

食べ物が腸を旅していく間に、泥団子を作るときのように、
水分(栄養も)が小腸で吸収され、大腸でさらに水分が吸収されたり発酵したりして、残りが便になっていく。

そういえば、学校で習ったなぁなんていう話も、こうやって子育て中に学ぶと面白い知識ですね。

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おむつにうんちをしたら、うんちごと袋に入れて持って帰らせる保育園の話を聞いたことがあります。
「うんちくらい、保育園のトイレに捨ててください!」と、保護者が訴えると、そこの園長先生は、
「子どものうんちを見たくないんですか!?子どもの体調がわかる宝物ですよ!」と言ったとか。

最近、お子さんのうんち、見ましたか?
コロコロうんちーバナナうんちーびしょびしょうんち 
(固い ー ちょうどよい ー 柔らかい) 
の違いを、子ども自身が学ぶことも大事だと思います。

ぜひ、
「今日は、どんなうんちだった?」
と、子どもに聞いてみてください。

便秘と下痢はなぜ起こる?

腸の働きは3つだそうです。
1. ぜん動運動(歯磨き粉のチューブを後ろから前に押していく感じ?)
2. 便への水分吸収
3. 腸からの水分分泌

これらの働きが、
ストレス、食の乱れ、冷え、加齢、感染症 などで、影響を受け、
腸の動きが活発になったり減ったり、水分量が増えたり減ったりする中で、便の状態が変わってくる。

1972年のイギリスの医師デニス・バーキット博士による「食物繊維とがんの関係性」の研究報告によると・・・
アフリカの農民の1日の排便量は平均470g、消化管通過時間は平均36時間だったのに対し、
イギリス人の学生の1日の排便量は平均104g、消化管通過時間は平均73時間であることがわかりました。

消化管通過時間は、食べてから小腸を通過するまでは両者ともにほぼ同じでしたが、大腸に滞在している時間がまったく異なっていたのです。
   引用:マンナンライフ(https://www.mannanlife.co.jp/learns/fiber/)

こんな話を読むと、
普段の生活(食、運動、環境など)や、カラダの状態が、うんちに影響しているかが想像できますね。

医療介入が必要なケースを除いて、きっと便秘は生活習慣で改善できるはずです!

便秘の解決策!腸を動かすには?

1. 発酵食品を食べる
いろんな発酵食品があります。カラダと食生活に合うものはどれでしょう?

・味噌(麹菌、酵母菌、乳酸菌)
アルコール添加や、加熱処理で「発酵を止めている」味噌もあるので、味噌選びも気にしてみてくださいね。

・ヨーグルト(ビフィズス菌、乳酸菌)
LG21、R-1、PA-3、BB536などなど、各ヨーグルトメーカーそれぞれですね。
どれがお腹に合うのかを検討した、まとめサイトも色々あるようです。

・納豆(納豆菌)
熱や胃酸にも強い納豆菌は、消化を助ける作用もあるそうです。

他にも、醤油、お酢、塩麹、ぬか漬け、チーズ、かつおぶしなど、色々な発酵食品があります。
どんな発酵食品が、わが家の食卓や、子どもたちの好みに合うかを試してみるのも楽しいかもしれませんね。
また、発酵の菌のエサになるオリゴ糖(バナナや蜂蜜など)をとると、腸内環境が整うサポートになるそうです。

2. 食物繊維をとる
水溶性と不溶性の食物繊維があります。
色々知りたい方は、コチラを参考に。

食物繊維が豊富な食品としては・・・
<野菜>ごぼう、ブロッコリー、オクラ、モロヘイヤ、いも、キャベツなど
<穀類>玄米、胚芽米、麦など
<果物>バナナ、キウイ、アボガド、柑橘類など
<その他>きのこ類、海藻類、納豆、おからなど

3.水を飲む
便の水分量が、うんちの固さを決めるので、便秘気味の人は水を多めに飲むとよいそうです。
また、水を飲むことは「副交感神経」を働かせるので、腸が動きやすい状態になります。
特に朝起きてすぐに1杯の水を飲むことは、色々な人がおすすめしていますよ。

4.運動する
床をゴロゴロしたり、捻転(ひねる)運動をしたり、スクワットをしたり、うつ伏せ寝をしたりと、腸に刺激が行くような体操も有効。
お腹をマッサージするのもいいですね。
うんちが出なかった日は、少し意識的に「刺激」を与えてみてもいいですね。

おわりに・・・

毎年、必ず「うちの子、便秘気味で・・・」という悩みを耳にします。
入園前の2歳の弟妹が便秘のケースも少なくありません。

お医者さんに行くことも、もちろん大切ですが、まずは家庭でできること、
<食、水、運動、トイレ習慣など>をやってみましょう。

何が合うのかも、色々と試してみるのがよさそうです。

ちなみに、わが家の話・・・
◆朝、子どもが起きてくるときに、テーブルにコップ1杯の水を置いておく
◆大量に仕込んでしまった味噌
味噌汁だけではなくならないので、甘酒やねりごまを混ぜると、子どもたちは、きゅうりに「え!そんなにつけるの・・・!?」というくらいつけて食べています。
◆自家製甘酒
ヨーグルトメーカで、麹と水をセット。余った冷や飯なんかも入れちゃいます。
◆困ったときの「菌ちゃんふりかけ」
映画「いただきます」でも取り上げられた菌ちゃんファームの吉田俊道先生が考案した腸を整える発酵ふりかけ。
発酵の世界は奥が深いです!
https://kinchan.ocnk.net/product-list/1

みなさんのお家は、いかがですか?

続編は、子どもの気持ちの話
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