子どものうんちと便秘の話。その2
その1では、カラダの仕組みや腸によいことを考えてみました。
子どもが便秘ぎみのとき、病院に行くことが必要なときもありますが、まずは食や運動、朝の1杯の水など、家庭でできることに目を向けてみませんか?
という話でした。
(記事はコチラ)
その2は、子どもの「気持ち」の話です。
トイレでうんちをしない子
保護者からの相談で多いのは、
「子どもが、トイレでうんちをしないで、パンツにしたり、わざわざおむつに履き替えてからうんちをしたがる」
というものです。
わが家の次男が3歳のときは、うんちの時だけ、トイレの横にある階段の手すりに掴まって踏ん張る、という儀式がありました。
「トイレの横にいるんだから・・・トイレでしてよ!!」
と思っていましたが、
よくよく次男の話を聞くと・・・
便座カバーの裏にある、このマーク(フリーダイヤル)が「目」のようで、怖かったとのこと。
そこで・・・
こんな具合に、妻が「逆立ちうさちゃん」に書き換えたところ、怖くなくなりました。
トイレが怖い理由には・・・
・うんちがぽちゃんと落ちて、お尻に水がはねるのが嫌
・狭い、暗い
・足がつかなくてブラブラするのが怖い
・吸い込まれそう、落ちそう
・換気扇の音が怖い
など、色々なことが考えられます。
お子さんの「怖い」「嫌」は、どこから来るのでしょうか?
だとすると、
「楽しいトイレ体験」
になるような工夫をしていくことは、一つ解決策になりそうですね。
ネットで検索すると、100均アイテムを使った「楽しいトイレ」や、ご褒美シールのアイディアなど、たくさん出てきますよ。
でも、一番子どもが怖いのは・・・
トイレの環境や物理的な話もありますが、子どもが一番怖いのは、
お母さんの「焦り」や「不安」なのかもしれません。
ましてや、「怒り」はもっと怖い。
他の子がトイレでうんちをするようになったのに・・・
年長になってもおもらしが・・・
お母さんが言葉にしなくても、子どものトイレにお母さんが不安を感じていると、
子どもはトイレ自体に不安を感じるようになってしまうのかもしれません。
ましてや、子どもがトイレを失敗したときに、叱るのは逆効果です。
今、上手にできなくても、いつか必ず取れるのだから、
絶対に焦らないこと。
これが、トイレ成功への道です。
もし、お子さんがトイレを怖がっていたら、
「トイレがこわいんだね〜」「一緒にはいろうね!」
と、共感と勇気づけを。
「何がこわいの?」
「ほら、こわくないわよ!」
と、否定しないであげてくださいね。
今、トイレが苦手ということは・・・
じゅんこ先生が大好きな、児童精神科医の佐々木正美先生の言葉を借りるならば、
「おむつなんて絶対取れるから、焦らないで」
「ゆっくり取れた子のほうが、ずっとしっかりした人間になる」
とのこと。
まとめ
ということで・・・
うんち最高!!
子どもたちにとって、汚いモノ、話題にしてはいけないコトにしないで、
気軽に「今日はどんなうんちだった?」なんて、親子で話せるといいですね。
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