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砂糖、卵、乳製品不使用のざっくり干し芋ガレットがグルテンフリー者のおやつに最適。(レシピ)


ザクザクだけど、ちゃんとまとまってます。中心部はお芋っぽく少ししっとり。


冬の風物詩だった干し芋も今は一年中手に入る手軽なおやつ。

食物繊維が豊富で便秘やダイエットを気にする女性にとっても味方の食品。

私の場合、叔父が茨城で、秋口にまずサツマイモが届き、そのあと少しして干し芋が送られてきて、毎年ありがたく頂いています。

さつまいもの5㎏箱に満載の干し芋が到着したら、即、3,4枚ずつをなるべく重ならないようにラップ。
それをジップロックに何セットか入れて、を繰り返し、すべて冷凍してしまいます。

こうしておけば1年中好きな時に取り出して、好きな量を食べられるので便利です。
食べていて、ふと、この甘さを使えないかな、と思いました。

今回は干し芋の甘味を利用してエマージェンシークッキーみたいなものを作ってみました。

「普段外出先でちょっとおなかが空いて困ることがある」

というグルテンフリー食生活の方は参考にしてみてください。

こちらのページでは、おもにグルテンフリー食生活をしている人に向けて、小麦粉を使わないおやつなどをご紹介しています。

私は料理研究家ではないし、栄養士でもないのですが、趣味でお菓子作りをしていて、最近はもっぱらグルテンフリー、砂糖もなし、乳製品も最近は使わない事が多いです。

理由はこちら↓

干し芋の特性を利用


①干し芋の自然な甘さ

今回は干し芋の「甘味」を利用し、その他の甘味を一切使わずに作ることができました。
物足りなさを感じずに満足のいく甘さが確保できた、と思いますが個人差はあるかもしれません。

砂糖を使わない理由は↑の過去記事をご覧いただくとして、砂糖を使わない食生活に慣れてくると薄味でも「物足りなさ」をあまり感じなくなってきます。
ただ、甘さがもう少しほしい人は少しメープルシロップなどを足してください。10gくらいかな。

②適度な粘度
干し芋を粉砕して使うので、ねっちりとして結着剤になり、卵を使わずに済みます。

油脂については、本家のガレットはバターたっぷりの濃厚なクッキーですが、こちらは少量の植物油で十分。

③GI値が低い食品

これは意外ですが、GI値が低めの食品なのでおやつには最適です。

GI値を出すための検査って結構手間がかかるようですが、干し芋で試みてくれた人に感謝です。

そして、干し芋と関係ないですが、ベーキングパウダーも今回は不使用。

ベーキングパウダーは膨らませる効果のほかに、火通りをよくする作用もありますが、使わなくても全く問題ありませんでした。

余計な添加物は使わないにこしたことはないです。


シンプルな材料でできるだけ簡単に作りたい


材料はロールオーツ、干し芋、くるみ、米油、豆乳など。
作り方もフードプロセッサがあればほんとに簡単です。

30gのくるみが油分とコクを与えてくれます



出先などで食べられるおやつが自作できれば、
と、以前も同じような事を考えて作ったのですが、

・割れやすい
・見た目をよくするのに成形が手間

などがありました。
この2点をクリアでき、誰でもわりと簡単に作れるものになったと思います。

フードプロセッサがあれば簡単、あとはボールとまな板と包丁でほぼOK。
FPがなくてもできないことはありませんが、少し手間が増えるかな。

黒豆のドライがすぐれもの

イオン系のスーパーで購入できるのですが、これがおいしくて気に入っています。
ドライの大豆よりももっとずっと軽く、サクサクです。
黒いから多少なりともポリフェノールも含まれ、タンパク質や食物繊維も期待できます。
甘味も塩気もなし、素焼きです。

これをおやつにポリポリ食べるのですが、今回のガレットに入れてみます。


税込み214円というお値段もうれしい。

いれない場合と比較すると、サクサク感が増してより口当たりも軽い。
私はこちらのほうが気に入ったので黒大豆入りと無しバージョンの2種をご紹介します。

ざっくり、中はしっとり。黒豆なし。
黒豆入り。さらにサクサク、中しっとりです。

干し芋ガレット 作り方

材料 12個分
干し芋      100g
オーツ      100g
米油       20g
豆乳       40~50g
くるみ      30g
(黒豆大豆ドライ 20g)

作り方
①干し芋(ある程度手でちぎって)、オーツ、くるみ、黒大豆(無しでも大丈夫)をフードプロセッサに入れます。

干し芋は大きいままだとフードプロセッサに負担がかかるのでざっとちぎって。

②細かくなるまで回します。
最初大きな音がしますが、だんだんとこなれてくるので何度かに分けてスイッチを入れたり切ったりしてまわしていきます。

これくらいの感じになるまで回します。
干し芋がこなれ、くるみから油がでて全体に回る感じ。

③米油、豆乳は40gを入れ、回します。豆乳はまとまらないときのために少し残しておきます。
全体になじんだらボールに出してひとまとめにします。
上からぎゅっと押さえつけてまとめていきます。
ここでまとまらなかったら豆乳をさらに少し加えて調整してください。
ひとまとめにして、まな板の上にのせて手のひらで平らにします。

干し芋の粘り具合と、豆乳の水分でまとめていきます。

④手の平で台に押さえつけて、スケッパー(パンを分割する道具)やカードなどで半分にカットして重ねる、といった作業を3,4回繰り返したあと、楕円形にします。
⑤長い辺を半分にカットし、それぞれをざっと長方形に成形します。
それを6個にカット。全部で計12個にします。
手であまり触らずに、道具で角を出すようにするときれいに仕上がります。

カットしたら手で触りすぎず、シートを敷いた天板に並べます。

⑥ベーキングシートを敷いた天板にのせて170℃のオーブンで15分、入れ替えて(オーブンに焼きムラがあるので)10分、全部で25分位焼いてできあがりです。

干し芋が変身しました。


一つずつ、あるいは2個ずつラップで包み、ジップロックにまとめ入れて冷凍庫へ。

食べるときは自然解凍なので、出かける際、必要数取り出してかばんにポン。
1個で結構満足できるし、食物繊維や各種栄養素もとれる。
添加物も砂糖も気にしないで楽しめます。

ちゃんと自分で食生活をクリエイトしてるという満足感も得られて、それもいいものです。

出先でもヘルシーに楽しんでください!


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