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東國三社巡り -最強のパワースポットを一日で回る-

↑めちゃくちゃオカルトチックな三角形だな。

久々に旅に出たい。

思い立ったが吉日。

週末に全く予定がないことが金曜日に発覚し、様々な方法を考えた結果、
神社を巡って、ご利益を得ようというなんとも恥ずかしい俗物的思考より、急遽パワースポットのベクトルで検索。

「関東最強 パワースポット」と厨二病すらも逃げだすバツグンのワードセンスでGoogle検索をかけたところ、”東國三社”がヒットした。
恥ずかしながら初めて存在を知ったが、生きていれば知らないことがたくさん出てくる。話は変わるが、トッポの日は10月10日で、ポッキーの日は11月11日である。それも最近知った。皆さんは是非気をつけて欲しい。

東國三社とは
東国三社(とうごくさんしゃ)は、関東地方にある鹿島神宮香取神宮息栖神社の総称。三社はいずれも関東地方東部の利根川下流域に鎮座する神社である。古代、この付近には「香取海(かとりのうみ)」という内海が広がっていた。これら三社の鎮座位置はその入り口にあたり、うち鹿島社・香取社は大和朝廷の東国開拓の拠点として機能したと推測される(息栖社も拠点とする見方はあるが不詳[1])。
また、三社はいずれも『古事記』『日本書紀』における葦原中国平定に関する神(右表参照)を祀っている。うち息栖社主祭神・岐神は、記紀に記載はないが東国に導いたと伝えられる神であり、同社では天鳥船神を配祀する。
江戸時代には「下三宮参り」と称して、関東以北の人々が伊勢神宮参拝後にこれら三社を巡拝する慣習が存在したという[2]。
三社の鎮座位置は、直角二等辺三角形を描くことが知られている(息栖神社が直角の頂点)[3]。位置関係は次の通り[3]。
鹿島神宮から香取神宮 - 南西方向、約12,000メートル
鹿島神宮から息栖神社 - 南方向、約9,000メートル
香取神宮から息栖神社 - 東方向、約8,600メートル
-wikipedia”東国三社”の頁から引用-

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/東国三社

というわけである。

今回のルールというか制約。
・車NG(一人旅でのレンタカーは料金が嵩んでしまう)
・1日で回る
・極力タクシーは使わない(こちらも金銭的な理由である)
を定め、実行することにした。

それが金曜日の夜の話。
全てが手探りである。

土曜日。
朝5:30起き、6:00出発からのスタート。
有難いことに、東京駅から鹿島神宮まで高速バスがでているため(鹿島スタジアムの兼ね合いもあるのだろう)比較的ここのハードルは低い。素晴らしいインフラにより鈍行を乗り継ぐ必要が無くスムーズである。

ただここが罠であり、鹿島神宮に直接行ってしまうとそこからのアクセスが困難となってしまう。

直感で動いている傍、出発時に嫌な予感がしたので、移動時にルートを検索したところ、今回の旅の根幹となる旅路を提唱してくれたブログを見つけたので、ここに記す。この人のブログのお陰で今回うまくいった。この場を借りて感謝したい。

素晴らしく見やすいまとめ。そのまま引用します。

回る順番は息栖神社→鹿島神宮→香取神宮になる。
公共機関のみで一日で回るのはこのルートがオススメというより、これでないと難しい。
但し、めちゃくちゃ歩く。元々電車で行ける位置に神社は建立されていない

中でも、息栖神社と香取神宮は駅からかなり遠く、双方とも片道30分の往復1時間である。(個人的に脚力に自信が有るが、それでもだいぶ大変だった)参考までに私が回ったタイムスケジュールを備忘録として記す。

7:10 東京駅出発 ※鹿島アントラーズ試合により、満席のため1本前の6:40を見送る
8:45 鹿島セントラルホテル着
移動(30分)
9:15 息栖神社参拝 (10分)
移動(30分)
10:13 鹿島セントラルホテルよりバス乗車
10:43 鹿島宮中下車
移動(10分)
11:00 鹿島神宮参拝(120分)
13:23 鹿島神宮駅よりJR鹿島線乗車
13:40 香取駅下車
移動(30分)
14:10 鹿島神宮参拝(15分)
移動(20分)
15:47 香取駅よりJR成田線乗車
成田駅下車。
その後、成田駅から東京駅へ。

といった具合である。

次項から神社の説明に移る。

・息栖神社

桜綺麗。ネットから。

東国三社のうち他の二社に比べてより静かで趣がある神社が息栖神社です。鹿島と香取に祭られる二神が武神でありその神剣であるのに対して、息栖神社は、武神の乗り物であった「天鳥舟」というひかえめな存在の神が祭られているせいかもしれません。 鹿島と香取の両神宮が、派手で大掛かりな作りなのに対して、息栖神社は「土地の守り神」として親しみがもてる雰囲気を感じます。また井戸がご神体とされているという点からも、より身近に感じることができるでしょう。
-神栖市観光協会HPより引用-

http://www.kamisu-kanko.jp/power/

東國三社の中でも一番厳か。というか何もない。三社回ったがここの神社が個人的には一番好きだ。ビジネスビジネスしておらず、参拝客も少ない。折角三社回るのだからということで、御朱印帳を買ってみた。
デザインもハンドメイド感満載でとても良い。正直こういう古風なデザインがイケてると個人的にも思う。

いろんな人の御朱印帳見たけどこんな古風な御朱印帳は誰もいなかった。


御朱印は¥300-。



・鹿島神宮

全国にある鹿島神社の総本社。千葉県香取市香取神宮、茨城県神栖市息栖神社とともに東国三社の一社[1]。また、宮中の四方拝で遥拝される一社である。

説明


境内もかなり広く、関東最強のパワースポットとも言われる鹿島神宮。見応えは存分にあった。アクセスも良く、三社の中でも駅から10分程であるため参拝しやすい。

1.さざれ石

君が代の一節にも登場する”さざれ石”。
さざれ石は小さな石という意味であるが、

長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化した「石灰質角礫岩」を、日本の国歌である「君が代」の歌詞にある巌(いわお)であるとして、この岩を指してさざれ石と呼ぶことも少なくない。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/さざれ石

というロジックである。
故にこの写真のさざれ石は大きな岩の塊=巌(いわお)であるということ。勉強になった。

2.御手洗池(みたらしいけ)

御手洗池(みたらしいけ)は、神宮境内の東方に位置する神池。潔斎()の地[61]。古くは西の一の鳥居がある大船津から舟でこの地まで進み、潔斎をしてから神宮に参拝したと考えられており[14]、「御手洗」の池名もそれに由来するとされている[61]。
池には南崖からの湧水が流れ込み、水深は1メートルほどであるが非常に澄んでいる[68]。この池に大人が入っても子供が入ってもその水深は乳を越えないといわれ、「鹿島七不思議」の1つに数えられている[61]。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/鹿島神宮

1日に40万リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄みわたった池です。昔は参拝する前にここで禊をしました。現在では、年始に200人もの人々が大寒禊(だいかんみそぎ)を行います。
-鹿島神宮HPより引用-

大寒禊(だいかんみそぎ)

エグい。

2023年1月20日(金)に行われるので、興味のある方は是非。

3.自然

神秘的。マイナスイオン。
空まで伸びた木々が青々としており、いい空気をもらえる。境内が素晴らしい。


御朱印は¥500-。

ちなみに本宮と奥宮でダブルゲットできる、が私はコレクション目的では元々ないため、一つで良かったので本宮のものを。

・香取神宮

関東地方を中心として全国にある香取神社の総本社。茨城県鹿嶋市鹿島神宮、茨城県神栖市息栖神社とともに東国三社の一社[1]。また、宮中の四方拝で遥拝される一社である。


経津主大神(ふつぬしのおおかみ) 別名を伊波比主神/斎主神(いわいぬしのかみ)、斎之大人(いはひのうし)。



御朱印は¥500-。

こちらも実は奥宮のほうで御朱印書いてもらえるので、ダブルゲットできる。
繰り返しになるが、別に一つで良いので今回も本宮のみにて。


まとめ

ここまで長々と書いてきた。
結論、今回東国三社を訪れて本当に良かった。
言語化できない思いもたくさんあるが、ここに書き記すことができる限りでは
・自分自身の願事のスケールの小ささにガッカリした
・途中から自分の願事ではなく、家族、会社、好きな人に対する願事に変わっていった
・手に入られるモノ、コトではなく、健康、安全、感謝など広域での願事になった

ことである。

過去、神社神宮は一社しか回ってない為、願事は俗物的な物であり個人的な出来事のみであった。
三社も巡っていると、願事の性質自体が変化していることに気づく。というよりも個人的な願事なそう多くはないのである。その時に初めて考える。そうしてやっと、周りの人々の事を考えることができるようになり、感謝が生まれた。それが今回の旅で得た大切な気持ちである。この心の穏やかさと心地よさが答え。

と急にスピってしまったが、ここまで読んでくださった読者の皆様にここで感謝したい。

普段から洋服やアニメーション、音楽カルチャーの記事しか書いていない為、突然神社の話になって驚いたフォロワーも多くないと思うが、ここまで付き合ってくれた方々、本当にありがとうございました。

今後も枠に縛られず、定期的に記事を更新していきたいと思っているので、引き続きお付き合いお願い致します。

なんやかんやで2019年の仕事を辞めたタイミングから3年ほど経った。
だいぶ時間は空いてしまったけど、書き続けていて少しずつフォローが増えていく嬉しさ、有料記事が売れた時の飛び上がるような歓び。
そんなかけがえのない気持ちにさせてくれるサービスの一つとして大切に向き合っていきたいと思う。

とまあ、打つの遅い自分がこの記事に4時間くらいかかっているのも含めて。
これからも頑張って更新していきます。

2022/11/12



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