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僕が愛したすべての君へ、君を愛したひとりの僕へ

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結論。
個人的に、本年度暫定No. 1の名作アニメ映画となった。
アニメといえば、11月公開の新海誠最新作、すずめの戸締りも楽しみである。

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お気づきの方も多いと思うが、原作はラノベ。知らなかった。

本題。

ことのきっかけは、久しぶりに日勤休みが貰えて「たまには映画館に映画でも見に行こうか」からのスタート。

余談だが今年2021年12月に渋谷TOEIが閉館になるとの事。佐久間さんのオールナイトニッポンで知った。
そんなホットなスポット渋谷TOEIで見た。初めていったけど持込可なのは良い。昔の映画館ならでは。


渋谷の街づくり計画で古い建物が次々と閉館していく。
街の景観が綺麗になるのと比例し、ノスタルジックな街並みが無くなってしまう悲しさがある。
自分は後者の気持ちのほうが強い。

こんな話をするために書いたわけじゃない。


閑話休題。

お客さんはというと自分を除いて全てカップル、アベック、男女二人組。でもそれでいい。平日昼間だしね。おじさんはみんな仕事。

肝心な内容として。
正直、お恥ずかしい話だが、感動して涙が溢れた。
ここまで自分って泣けるんだと思うくらいに。

めちゃくちゃ似たタイトルで未だに自分でも混ざってしまう。
次から中身の解説に入っていきます。

見どころ


まずコンセプトが凄い。
並行世界をテーマにしており、
どちらの作品から見ても繋がるように描かれている。
制作会社が違い、そのため作画や、表現方法が異なっており、その辺りもしっかり楽しめる作品となっている。
代理店は電通。さもありなんといった感じである。こういうのは電通が得意なとこだよね。嫌いな会社だけどこのアプローチは羨ましい。俺もこういう仕事やりたい。

内容について

映画館で凄く見て欲しいのでネタバレしない程度につらつらと。
前提として、主人公は両作品とも共通である。作品によってヒロインが異なる。

①僕が愛したすべての君へ

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通称:僕愛
ヒロイン:瀧川和音(CV: 橋本愛)        制作会社:タツノコプロのレーベル「BAKKEN RECORD」

解説:両親が離婚し母と暮らす高校生・高崎暦は、クラスメイトの瀧川和音から突然声を掛けられる。和音は85番目の並行世界から来たと話し、その世界で彼女と暦は恋人同士なのだという。そんな和音にいつしかひかれていく暦だったが……。(映画.comより引用)

一言コメント:見た後に多幸感が残る作品。
評価:個人的にはこっちの方が好き。

②君を愛したひとりの僕へ

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通称:君愛
ヒロイン:佐藤栞(CV: 蒔田彩珠)                             制作会社:「ルパン三世」シリーズ、トムス・エンタテインメント


解説: 両親が離婚し父と暮らす小学生・日高暦は、父の職場で佐藤栞という少女と出会う。暦と栞は互いにひかれ合うが、やがて親同士が再婚することに。2人は兄妹にならない運命が約束された並行世界に駆け落ちするが……。(映画.comより引用)


一言コメント:見た後に焦燥感が残る作品。
評価:若干シーン展開に違和感を覚える箇所があり、物語に入り込めない部分が1箇所あった。ここは関係者の方と話す機会があれば聞きたい。

順番について ※ここを読んでほしい

どっちから見る?とかいう議論は正直自分としてはどうでもいい。
結論、

②君愛→①僕愛の順番を守って見て欲しい。

自分はたまたま映画館の公開順番がそれしかなかったのでそうしたが、これが最適解である。
鑑賞中、何度も逆にして見た場合を考えたが、やはりこの順番じゃないと成立しない。
ファーストインプレッションが大切なので、記憶を消して順番変えてみることは人間のできないことの一つである。
今回のnoteでは、これを強くおしたい。

もう一度言うが、②君愛→①僕愛である。


まとめ

内容についてめちゃくちゃ触れたくなるが、まだ絶賛公開中なため、是非劇場に足を運んでいただきたい。
Netflix等で配信されるだろうが、映画館で見るからこその良さがあった。スマホの小さな画面だと見落としてしまうことがある。

主題歌も物語にあっていてとても良かった。


君を愛したひとりの僕へ            主題歌:saucy dog「紫苑」


僕が愛したすべての君へ                                        主題歌:須田影凪(けいな)「雲を恋(こ)う」

とても上手くできているのは、挿入歌として双方の主題歌を使用しているところ。この辺りは制作会社の力量が試される。今回はバチッとハマっているのではないだろうか。さすが電通。

2作品見た後、余韻と同時に心が抉(えぐ)られる作品。
頼むから片方だけ見るのはやめてほしい。一つじゃ物語が完結しない。両方セットで見るか、見ないかの2択である。


ほんとに休日をこの時間に充てることができてよかったな。
手放しで評価できる作品とまではいかないけど、自分の中で大切な作品になったことは間違いない。
この後、小説も購入します。

※橋本愛の声、個人的にめっちゃ良かった。

和音推しです。

オススメの作品です。
お時間あれば是非。

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2022/10/26

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