「洗面所掃除したいんだけど」…行動を促すiメッセージ
ヒトとモノの彩り発見ライター 矢島真沙子です。
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分散登校が始まり、オンラインで自宅学習が多くなった女子高生の娘。授業が始まるまで時間があるのか、朝から借りてきた本を読みまくっていました。
決してダラダラしているわけじゃなく、本人なりに1日のスケジュールを考えて動いているはずです。もう16歳なわけだし。
しかし、私にもスケジュールというものがあります。朝のうちに、掃除的なことはしておきたい。家族が毎日使う、洗面台も、朝のタイミングできれいにしておくのが習慣です。
…そういえば、あの子(娘)まだ歯磨きしてないじゃん。
すぐにでも歯磨きをさせないといけない。思いこみではありますが、彼女に気まぐれで自分の習慣を崩されるのが、ちょっとストレスだったのですよね。
昔の私なら、どう声をかけていたでしょうか。
「ちょっとー!いつまでゴロゴロしてんの!歯磨きした!?そこ掃除したいんだから!」
(読書は良いことなのに、自分の行動に影響があると思うと、ダラダラゴロゴロに見えてくる不思議)
そうです。言われた本人はカチンとくる、アレです。ゴロゴロなんかしてないのに!これからやろうと思っているのに!機嫌を損ねること間違いありません。
「あなたがダメなんだ」と、相手を責め立てるような言い方だと思います。
意識してたわけじゃないですが、私はこう伝えました。
「〇〇~(娘の名前)。私、洗面台を掃除したいんだよね。」
「私は〇〇したい」と伝えること…。だからあなたにはこう動いてもらいたいなあ。という表現です。相手は、なぜ今それをしないといけないのかを理解してくれるので、自ら行動するようになります。相手の様子や状態の目につく部分を指摘する、非難するのではなく、私がこんな状態でいたいから。私がこうしたから→達成するためには、あなたが動いてくれることが必要!
こういう流れです。
結果、娘はすぐに歯磨きをしてくれました。行動自体は些細なことなんですが、(たぶん)それほど私の発言に対して不快な気持ちにならなかった、、、と思います。
伝え方が10割
〇〇が8割とか9割とかいうタイトルの本が流行っていますが…。でもコミュニケーションは伝え方が10割というのは、自信を持って言うことができます。目的は同じでも、相手に気持ちよく受け入れてもらう、動いてもらうには言い方ひとつで決まります。相手を動かそうと思ったら、まずは自分がどう感じているか、どうして欲しいかを表現することから始めると良いかもしれません。
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