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BCPについての話をしよう

こんにちは、(株)焼津冷凍の広報担当の永田です。
暑さで茹ると本気で危機感を感じています。

ところで、みなさんは今年の夏はどう過ごす予定でしょう?
全国規模でコロナ感染者が高止まり状態ですが、今年は何か予定を立てている方が多かったのではないでしょうか?
今年は、以前書いた記事にある様に弊社ではワンデーを開催しますから楽しみですね!


さて、今回の記事は弊社で毎年行われている「BCP訓練」について、お話したいと思います。
前回、実際行ったBCP訓練についてお話しました。

今回は、BCPとはなにかも合わせて話していきます。
知らない方も多いと思いますので・・・。

ちなみにBCP訓練は、弊社の大きな行事のひとつなんですよ。

BCPってなに?

みなさんは「BCP」という言葉を知っていますか?
会社説明会等で就活生のみなさんにご質問させて頂くのですが、やはり知らない方が多いです。
BCPについて、最近テレビでも取り上げられる機会が増えたものの、一般の方にはあまり馴染みがないと思います。

でもこのBCPが、いざという時に重要になってきます。

BCPについては、弊社HPではこのような説明をしています。

BCP(事業継続計画) Business Continuity Plan
BCPとは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、 中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や、緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。

株式会社焼津冷凍HP「BCPについて( http://www.yaizureito.co.jp/about/bcp.html )」より
ひと昔前に作成されたBCPに関する図。
「東海地震」は今では「南海トラフ巨大地震」として捉えて、都度BCPを更新しています。

BCPは“Business Continuity Plan”の頭文字を取った言葉で、「事業継続計画」を指しています。
このBCPの策定・運用を、弊社では2007年より行っていて、毎年訓練を実施しています。

弊社がある静岡県藤枝市は、南海トラフ地震の対象地域に数えられます。
昔から東海地震の発生が叫ばれていた地域でもあります。

毎年行われる訓練では、全社員が参加してさまざまな訓練を行います。
訓練については前回の記事を参照!  ↓ ↓ ↓


弊社におけるBCP

では、具体的にどんな取り組みをしているのでしょうか。

①藤枝市と災害協定を結び、周辺住民の避難場所に指定。

藤枝市との災害協定で、弊社は避難場所に指定されています。
災害時に周辺住民の避難を受け入れを行い、倉庫一つを避難場所として開放します。

今年実際に実施した避難住民受入訓練の様子。

②各工場に備蓄倉庫を設置。


避難されてきた方も使用できるように、備蓄を完備しています。
缶詰などの食料だけでなく、感染症対策として仕切り枠用のダンボール等、災害に必要な備蓄を完備しております。


③各工場に非常用の発電機の設置。

発電機の電力確保で、冷凍機を止めない対策です。

第3工場に設置された発電機。

停電等で冷凍機が止まってしまうと、倉庫内の温度が上昇し、最悪の場合お客様の商品にダメージを与えてしまいます。
非常用発電機で必要な電力を確保することで、倉庫内の温度維持を行っていきます。
※ただし、インフラが復旧するまでは入出庫業務は行いません。

④年に一度、全社員参加の訓練の実施

取締役の掛け声により、BCP訓練がスタート!全社員参加型の訓練はなかなかない!?

毎年7月に、全社員が参加するBCP訓練を実施し、さまざまな訓練を行います。この訓練で、設備の場所や使用方法、応急処置などを同時に学んでいきます。
全社員参加なので、今年入社した新入社員も参加します。

BCPの重要性

BCPを行うことは、私たちにとってとても重要な意味を持ちます。
弊社HPでは、「BCP策定・運営の目的」について次のように掲載されています。

①従業員の顧客とその家族の安全を守ることによって、㈱焼津冷凍のコア・コンピタンスである従業員が安心して働ける会社を創ります。

②お預かりしている大切な財産(お客様の商品)を守ることによって、お客様から安心と信頼され、必要とされる存在となります。

③(株)焼津冷凍が地震・津波などの災害にあっても、事業を早期復旧し、継続することによって、地域の経済と食文化発展に貢献します。

「BCPの基本方針と目的【(株)焼津冷凍】」
( https://www.yaizureito.co.jp/about/bcp/bcp-purpose.html )より

BCPの策定・運営によって、会社の企業価値の維持と向上を図るのみならず、その基本方針は経営理念に直結しています。

さいごに

このようなBCPの取り組みは、災害時に被害を最小限に抑えることができ、結果的に会社を倒産させないことに繋がります。
弊社のビジョンは「30年後もこの世の中から必要とされる企業でありたい」とあり、このビジョンのためにこのBCPは必要不可欠なものとなります。


わたしたち焼津冷凍は、今後もBCPを運用することで、お客様に必要とされる企業であり続けたいと思います。

弊社についてはこの記事より。  ↑ ↑ ↑