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ワイフの誕生日に仕事を休む息子に驚く【息子夫婦と暮らす#3】

生きるって暮らすこと。気持ちよい暮らしって心地よい生活習慣を見に付けていくことだと思いませんか? 今、新しい暮らしのルーティン化を模索しています。

新築の家に越してひと月半たちました。家のセットアップだけでなく、息子夫婦とはじめた同居生活の中でお互いをレスペクトし、どんなふうに暮らしていくことが心地よいのかを見極めているところです。

前回伝えたように、わたしが夫との結婚生活の中で考えていたあたりまえと、息子夫婦のそれには大きなギャップがあります。

たとえば、昨日はムーちゃんの誕生日だったのですが、息子タローは仕事の休みをとりました。

「えっ〜?ワイフが誕生日だと仕事休んじゃうの?」

「そりゃそうさ。だって誕生日は年に1回しかないんだよ」

驚きました。

朝から、用意してあったプレゼントを手渡して盛り上がり、アイラブユー。そのあと、みんなでいっしょに買い物に行き、ムーちゃんの好きなアイスクリームを爆買いしてきました。夕飯はムーちゃんのリクエストでわたしがお寿司を作り寿司パーティ。そのあと映画を見たり、ピアノを弾いたりと家でゆったり3人+2匹で寛ぎの時間を過ごしました。

タローは何度も何度もムーちゃんに楽しい?とか、いい誕生日だった?なんて確認してはアイラブユーです。😳

夫との違いすぎる違いにおったまげました。

日本の昭和時代に生まれ育ったわたしと、国籍は日本人ながらも思春期あたりからずっと米国で過ごして大人になった息子。生まれも育ちも米国中西部のムーちゃんと、これまでの育ったバックグラウンドが大きくちがう大人が3人で暮らすのですから、たんにジェネレーションギャップだけではすみません。

人はみな、裸で生まれてきますが育った環境、文化、時代などなどいろんな要素が影響しあって個人がつくられるわけですから、お互いを知り、レスペクトし、いろんな“違い”を発見し考慮して日々の暮らしに活かさなければ!!です。

ともかく、毎日驚いてばかりいないで、「それぞれが心地よいと思える暮らし方」をみつけていこうと思います。

「妻は家事ができてあたりまえ」だった夫とちがい、息子夫婦にはその概念すらなさそうです。息子たちにとっては、夫と妻という役割よりは、愛し合うパートナーであり、暮らすうえで得意なほうが得意なことを納得して役割分担すればいいという感じに見えます。

わたしたち夫婦を見て育った息子だからこそ、反面教師なのか、時代と環境によるものなのかはわかりません。我が家で育ったとは思えないほどタローはフェミニストです。

亡くなった夫は「ありがとう」とか「愛してる」と言った、米国人なら日に何十回も言うようなことを口にすることはありませんでした。米国に長く暮らしているわりには、家庭内は日本のまま、亭主関白のまま生きていました。

タローにかかると、わたしの家事能力や働きぶりは高過ぎるようです。

働き者が良しとされる反面、ゆっくりマイペースの人の前で、バタバタと動き回る人がいるのは、家がきれいになり片付いたとしても、寛ぎの雰囲気を妨げることでしょう。

わたしがあまり働きすぎてムーちゃんの居心地を悪くしないように、これまで夫に求められていた働き蜂みたいな家事労働はトーンダウンしたほうが良さそうかな?などと思ってみたり……。

どんなふうにライフスタイルを変えていこうかと試行錯誤しながらニューライフを楽しんでいます。


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