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【アラ還セカンドライフ#15】2度しか会ってないわたしがトンデモ決断

たった2度会っただけなので、彼がわたしのロマンスのお相手になり得るかはまだわかりません。マッチングアプリで知り合って、2度目のデートをした方はもう一人いましたが、その方(Dave)は2度目の面会の後、わたしの第六感が拒絶しはじめ「コイツはダメ、コイツはちがう」と脳の中から囁きが聞こえました。

その体験があって間がなかったので、2度目のデートのフィーリングはだいじだと思っていたのですが、QPさんとの2度目はより心地よいことがわかっただけで、わたしの脳からのネガティブな囁きは聞こえませんでした。

でも、恋愛感情はさっぱりわきません。

ひょっとすると、彼がソーシャルワーカーでメンタル病んでいる人たちに寄り添うプロなので、職業的に誰にでも人あたりが良くて穏やかだからなのかな?と思ってみたり。

可もなく不可もなくいい人。

わたしの脳が“ちがう“の反応を示さない限りは断る理由もない。恋愛に発展しなくても、一緒にいて気楽で楽しいなら友だちとして親交を深めれば、まぁいいかなと思いました。

2度目の我が家で旅の話がはずんだので、その後のメッセージでも旅行の話が続きました。彼はかねてから計画していた年末年始にかけての旅をいよいよ予約するとのことで、エージェントから渡されたプランを「いっしょに来るかい🤣」と半分ジョークを混じえて見せてくれました。

当初予定のプエルトリコはやめて、バハマにするそうです。

見せてはくれたのですが、旅慣れているわたしからすると、フライトスケジュールがよくないわりに旅費も高くてびっくり。即座に発着をデトロイトに変更し同じホテルでベターなフライトスケジュールで旅費も安くなるプランを調べて教えてあげました。

彼はこれまでの旅はいつもエージェント任せだったようです。一方わたしは、トラベルエージェントの経験もあり、旅は全て自分で手配してきたので旅の経験値がちがいます。

彼のトラベルプランをリサーチしているうちに、ブルースカイにはえるココナツ、エメラルドグリーンの海の画像が必然的に飛び込んできて、カリビアンリゾートに夫と行った日々が懐かしくて懐かしくて「もうあんな時間は2度と持てないのかな……」とセンチメンタルな気分になり涙がこぼれてきました。

彼は離婚の辛い経験を癒やすため一歩踏み出そうとしている。その行動力はいいことだと思います。

彼が離婚の慰労で旅に出ようと思っているのなら、わたしは死別の慰労のために旅に出ればいいじゃん?

「あら、じゃあわたしも行けば良くない?行きたいなら行けばいい」と思えてきました。

いろいろとリサーチしたばかりにめらめらとバハマに行きたくなりつい言ってしまった。

👸「わたしも、自分がリサーチしたプランで行っちゃおうかな……」

この時点では、彼はエージェントの作ったプランで行くと思っていたので、現地で会えればそれもおもしろいと思っていました。

すると、彼は

👶🏻「エージェントの作ってくれたプランより、あなたのプランの方がずっと良さそうだから、あなたのプランに便乗してもいいですか?」

👸「えっ?どいうこと?わたしたちいっしょに行くってこと?2度しか会ったことない"友だち"と?」

実際のやりとりは英語なのでこんな感じ

「あなたの人柄が好きです。私たちはうまくやっていけると思うし、楽しい時間を過ごせると思う…あなたが僕を襲ったりレイプしたりしない限りは…多分。🤣念のため言っておくと…僕たちが(少なくとも)良い友達でいられる/良い友達であり続けられると思わなかったら、あなたとの旅計画は実行しない。それこそクレイジーだし、僕は友達として好きじゃない人と一緒にいたいと思うような男じゃないので」

「ところで... 伝えたいことが 2 つあります。1 つは簡単...もう 1 つは、まだお互いを知り始めたばかりなので、伝えてないことです。
一緒に休暇を過ごす (そしてお金を使う) 計画を立てるので伝えておきたいです。私は2020年に心臓の手術を受けています。あなたは、自分より長生きしてくれる人に会いたいと言っていましたが... それは私ではないかもしれません。😂🤣
私たちはただの友だちと理解していますが、あなたに伝えるのをこれ以上待ちたくはありません。🤷‍♂️簡単なほうは旅行についてです... はい、情報を確認して、計画が気に入りました。名前は大丈夫ですし、日付 / 時間は私にとって問題ありません。そして、あなたとアドベンチャーが共有できることはそれ以上に問題なしです😉」

by QP

ホントに?夫以外の男性と旅したことないわたしがスゴイ決断をしようとしていることに狼狽しながらもエメラルドグリーンの海とブルースカイ、トロピカルムード溢れるアノ空気感の中で味わう🍷に🥂を想像したら、イキタイ、イキタイ、イキタイと心の声ががんがん響きわたり後にひけなくなっていました。

2度しか会ったことないわたしに、心臓手術したことを伝えてくれたことは、彼の誠実さを見たようでより安心できました。

(そうよ、旅友、トラベルパートナーと考えればいいんだ。それがぴったりだわ。恋愛は横に置いて、旅を一緒に楽しむ友だちができても何ら不都合はないじゃん?昭和時代の二十歳女子じゃあるまいし……)

2度しか会ったことない男性と旅をするなんて無謀過ぎるかも……という心の迷いに対して、そう自分を納得させて二人分のバハマ旅行の予約をしてしまいました。とりあえず24時間以内ならフリーキャンセルなので、一晩頭冷やして考えよっと!!

警戒心の強いわたしがそんな行動に出られたのは、彼がとても正直で安全な人と見極めていたからです。

自分らしくない行動に戸惑いながらも、亡き夫としか一緒に行動したことがない自分の壁を超えられるのかもしれないという期待のような気持ちも感じていました。

初めてマッチングしてから1ヶ月と20日目のことでした。

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