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kindleで本を出版してみました

突然だけれど、kindleで本を出版してみた。

Amazonのkindle direct publishingというサービスを利用し、自分が過去に書いた小説を電子書籍にしてみた。

そういうものがあるというのは知っていたし、やり方を解説したサイトや動画があることも知っていたのだけれど、大変そうだなと思って、やってはこなかった。

ちょっと思うところがあり、これからはネット上で自分の書いた小説を販売していく方向に切り替えようと思い、やってみたところ、思ったよりもスムーズに行けたので、少し驚いている。

作業時間としては、表紙のデザインも含めて、二時間ほど。とりあえずやり方は理解したので、次からは一時間ぐらいの作業時間でいけるのではないか、と思う。

note上では、長編小説を中心に発表していたけれど、これからは短編小説を集中的に書こうと思っている。

字数でいうと、今までは12万文字以上の小説を書いていたけれど、3万文字前後を基本にしようと思う。

3万文字というと、今まではひとつの「章」ぐらいの分量だから、比較的馴染みのある分量だ。その文字数のなかに、自分の世界をぎゅっと詰め込む。

値段設定は、少し悩んだが、一律で300円とする。友人からは「強気の価格設定だな」と言われたが、それに見合う作品を書く、という具合に自分にプレッシャーをかけるためにもその値段にしようと思う。

まあ、もちろん買う側にも選ぶ権利があり、「それに見合う」と感じた人だけが買ってくれるだろうから、どういう値段にしても良い。

自分がやるべきなのは、いい作品を書くことのみだと思っている。

著者登録やその他のアカウンティングをすませ、原稿をアップロードすると、「出版準備中」という表示になった。数時間すると、Amazonから自動メールがきて、出版されたことがわかった。

普段、自分が利用しているAmazonの画面のなかに、先ほど自分でデザインした表紙とともに自分の小説がある、というのは奇妙な気分だった。

まだ僕は自分が書いた本が店頭に並んでいるのを見る、という経験をしたことはないが、ある意味では、画面上ではあるものの、それに近い感覚だと思った。

やってみたら、思ったよりも簡単だった、ということは世の中にたくさんあると思う。そのうちのひとつが、電子書籍の出版かもしれない。

いま、「きみはオフィーリアになれない」という作品を連載しているのだけれど、あと2週間もしないうちに終わる予定だ。

それが完結したら、短編小説のマガジンを作って、そこに、この作品の全文を有料記事にしたnoteも貼ろうと思う(Kindleで読みたい人用に、そのリンクも貼ります)。

千里の道も一歩から。一歩一歩、着実に前進していこうと思います。良ければ、買って読んでくれると嬉しいです。

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