AIに小説を書いてもらって遊ぶ
いま話題のチャットAIである「chatGPT」だが、以前、ちょっと触って「こんなもんか」というのを確認したら飽きてしまったものの、新しい活用法を思いつき、いじり続けている。だんだん、遊び方が少しずつわかってきた。
chatAIの真価はなんだろうか。一般的に、現代では何か調べごとをしたいときは、まずGoogleで検索する。それで解決しない問題は、詳しい人や、専門家に話を聞いたりする。chatAIは、そういった「調べごと」をするときに役立つツールとして期待されている。
しかし、以前の記事でも書いたように、何か調べごとをしたり、質問したりするのは現在のバージョンではなかなか厳しい、ということがわかった。何か答えが出てきても、それが正しいかどうかはわからないし、結局、真偽を確認するためには調べ直さなければならないので、結果としてそれなりに手間がかかる。
そもそも、現在のバージョンでは、誤った情報を返してくることも多い。
なので、この手のAIにやらせるべきはこういうことではないのかな、と思った。
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chatGPTは「生成系AI」と呼ばれることがある。ほかの人の使い方を見ていると、たとえば「小説を書かせると面白い」ということだったので、試してみることにした。
「ランダム単語ガチャ」というサイトがあり、日本語の言葉を完全にランダムで出してくれるサイトがあるのだが、そこでランダムに弾き出した3つの単語を使って、小説を書いてくれと依頼する遊びを思いついた。
やってみると、かなりの無茶振りのテーマでも即座にやってくれるので、この分野においては、すでに人間を凌駕している。機械的に、ランダムに弾き出されたお題で小説を書いてもらっている。
ひとつひとつはカオスでぐちゃぐちゃなのだが、たとえば100本ぐらい書いてもらったら、そのうちの数本は悪くないものができるのではないか、と思っている。
いま少しずつ作業中なのだが、せっかくなのでいままで出たところで面白かったやつを紹介したい。
(いずれも原文ママ)
どうだろうか。カオスで論理性が破綻しているのは百も承知だが、こんな無茶振りしたテーマで、いったん何かしらのアウトプットがあるのはなかなかすごいのではないだろうか。どうしても、カオス具合の性質上、ホラーとかオカルト寄りになってしまう傾向はあるのだが、新しい発想を得るためのブレーンストーミングとしてはアリかもしれない。なんとなく、伊藤淳二の漫画のような世界観である。
他にも、「この設定でキャラクターを作ってくれ」とか、「こういう製品の企画書を書いてくれ」とか、そういうのも対応できる。なかなか面白い。このあたりは、ある程度まとまったら記事にまとめたい。
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AIというのは、「Artificial Intelligence」の略で、広義には計算機なども含むように思う。パソコンそのものも、人工知能のようなものだ。
世の中のプログラムの大半は、人間が挙動を正確に制御するためにアルゴリズムを組んだものだ。たとえばロボットを制御するプログラムは、かなり厳密に書く必要がある。ロボットがプログラムの「解釈」をしてしまうと、意図していない挙動をしてしまう可能性があり、危険だからだ。
なので、制御系のプログラムには、C言語などの、自由度の低いプログラミング言語が使われたりするのだと思う。
しかし、こういったチャットAIなどは「正解」のない問いについて、一定のクオリティで答えを返してくれる。これらに対しては、ロボットの制御などのように厳密なものを求めるのではなく、こうやって突拍子もないアイデアを出してもらって、「遊ぶ」ためにあるのかもしれない。
そう気づいてからは、ちょっと活用法がわかったような気がした。この手の使い道は、さらに伸び代があるので、今後に期待したい。
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