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アイマスクはいいぞ
先日公開した「今年買ったものリスト」をあらためて見ていて、見事に機能性のみに着目したラインナップで、自分が本当に物欲がないことを再度認識した。
別に貧乏というわけでもない。しいていうなら、自分の物欲は本などに対して向けられることが多く、具体的なモノにあまり向かわない、ということのようだ。
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先日、急に思い立って、アイマスクを購入してみた。
アイマスクなんて500円ぐらいで買えるものと思っていたのだが、Amazonで人気のものは1700円もしたので、こんな値段帯のものもあるのか、とちょっと驚きだった。
在宅勤務の場合、昼に昼寝をすることが多いのだが、外が明るくてまぶしいので、アイマスク的なものがあるといいなと思っていたのだ。遮光カーテンも一応持ってはいるが、アイマスクならば旅先などでも使えると思ったので、ためしに買ってみることにした。
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基本的に寝付きがよく、睡眠に対して課題感がないので、これまでそういった睡眠アイテムにもあまり縁がなかった。電車でも飛行機でもバスでも、熟睡できるタイプである。だが、試しに使ってみたいという気持ちがあった。
アイマスクを購入してみると、これは3Dアイマスクといわれるやつで、目に直接繊維が当たるわけではなく、若干の空間がある。なので、装着すると目を開けても暗闇、閉じても暗闇、というかなり不思議な状態になる。
遮光性が高く、つけてみると、まったく何も見えない。暗闇と完全に同じである。たったそれだけのことなのに、シンプルにすごい、と思った。
前述のとおり、僕は睡眠に課題感はなく、ただでさえ睡眠の質がいいのに、これをつけて昼寝をすることによって、さらに質があがったような気がしている。しかし、これをつけてみて実感できたのが、「普段は非常に目を酷使している」ことが実感できたことである。
アイマスクを10分でもつけてみると、非常に目が休まるのを感じる。考えてみれば、夜寝る時以外に目を休める機会はそれほどない。知らずのうちに酷使しているという点で、そういう時間をもつことはとても大事なんだな、とあらためて気づかされた。
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ちょっと前に、薬局などで買える「ホットアイマスク」などが流行ったが、あれは使い捨てなので、ちょっと面倒ではある(愛用者はもちろんいるのだろうが)。もっとシンプルに、定期的に視覚情報を遮断してやるだけで十分なように感じる。
視力とは関係なく、目を休めることで、疲労感がかなり変わるように思う。仕事でも日常生活でも、眼球からの視覚をベースにいろんなものを認知しているからだ。夕方ぐらいに、集中力が切れてきたあたりでアイマスクをつけて、音楽を聞いてリフレッシュするのはありではないか、と思った。パソコンからの有害な光を遮断するメガネなどもあるが、それよりも定期的に「休める」という発想があったほうがいいのかな、と。
日常のちょっとしたもので、生活というのは変わるものである。間違いなく「今年買ってよかったもの」ではあるが、また2000円以下のもので生活が変わってしまった……。
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