見出し画像

すぎない

ここ数か月、昼食を抜いている。数年前までわりとずっとそうだったのだが、結婚してライフスタイルが変わったため、夜を抜いたり、普通に食べたり、と定まらずふらふらしていた。

夜を抜くほうが健康にはいいのかもしれないが、仕事が終わったあとに何も食べない、というのはけっこうストレスがたまる。昼を抜くのもストレスになりそうだが、昼休みを食事以外の時間に使えるし、午後眠くならないので、けっこうメリットは大きい。

昼に何を食べるかを考えなくてもいい、というのが最高だ。昼に何を食べようか、というのは結構頭を使うし、行列に並んだりするとストレスになる。

もちろん、まったく何も食べないわけではなく、ウィダーゼリーのマルチビタミンを摂取している。いちおう「あすけん」という健康アプリを使って、栄養バランスはちゃんと見ている。一日の摂取カロリーは1800キロカロリーから2000キロカロリーといったところか。まあ、これぐらいがちょうどいいのだ。

その甲斐あってか、二か月で三キロほど体重が落ちた。ちょっと体が軽くなり、なかなかいい感じである。確かにお腹は減るのだが、2時をすぎたあたりからどうでもよくなってくる。

夕方、ちょっと低血糖ぎみになり、ふらつくような感覚があったら、軽く糖分補給をする。砂糖入りの紅茶とか、チョコとか。少量でも糖分は吸収が早いので、けっこうてきめんに効く。

健康を考えたとき、「食べ過ぎ」「飲みすぎ」をなくすだけで、相当健康になるのでは、と思っている。健康を害する要因の大半は何かをしすぎである、ということが多い。働き過ぎもそうだ。

運動も、適度にやれば健康になれるが、やりすぎると体を壊すだろう。筋トレをしすぎて筋や関節を痛めたり、ということもある。アスリートは屈強でも、肉体を酷使するので一般人よりケガをしやすい。

人間の生存本能に従って動くと、結局過剰になるのだろう。食べ過ぎ飲みすぎはその典型だ。なので、ある程度は抑制していくことが必要になる。なかなか難しいことではあるが。

感覚的には、「6割ぐらいの入力・出力」を意識するといいのかな、と思っている。いうまでもなく、10割で入出力するとすぐに壊れる。8割でも無理しすぎだろう。半分だと少ないので、まあ6割。これぐらいがちょうどいい。

たとえば受験勉強などで、「勉強しすぎで頭がおかしくなる」ということが言われたりするが、勉強しすぎて頭がおかしくなることは基本的にはないとは思う。ただ、高校生活すべてを大学受験の勉強に費やすと、寄り道が少なすぎるため、その弊害は大きいだろう。

そのような生活を続ければ、人格がゆがむだろうし、価値観も貧弱なものになり、ろくな大人になれない、というのはあるように思う。受験勉強は6割の出力ではどうにもならないかもしれないが、1年や半年ぐらいで集中的にぎゅっと詰め込むとか、やりようはあるのかな、と。

特に大人になってからは、いろんなことをセーブすることが必要だ。持続的にやっていくためには、その考え方が重要だと思う。

あなたはどう思いますか?

サポート費用は、小説 エッセイの資料代に充てます。