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気持ちが心から湧きでてくる

テレビドラマには、俳優さんやアイドル、モデル、ミュージシャンなど、
さまざまな方々がお芝居をされていて、華やかな印象がありますが、
特に僕が心に残っていることが、俳優さんのお芝居です。
俳優さんや女優さんは、映画やドラマ、舞台が本業なので、
熱いお芝居が印象的だと思っています。
なかでも俳優の仲野太賀さんのお芝居が心に響くものがありまして、
NHKで放送された「拾われた男」を興味深く拝見しました。

拾われた男は、俳優の松尾諭さんの実話をもとに、
仲野太賀さんが主演で、松尾さんのストーリーを演じていました。
仲野さん演じる「松戸諭」が、一枚の航空券を拾うところから始まり、
航空券の落とし主がプロダクションの社長だということで、
松戸が事務所に入ることになり、
バイトをしながら、映画やドラマなどのオーディションを受けて、
俳優活動をしていくというドラマです。
松戸諭には「武志」というお兄さんがいて、
武志役に草なぎ剛さんが熱演していました。
彼はドラマの終盤でキーパーソンになる大切な存在になります。

仲野さんは関西弁を話しながら、コメディ要素の強いお芝居をおこない、
明るい表情から、悲しい仕草、からだ全体を使ったアクション、
学生時代のシーンでの年相応の話し方や、
家庭を持ったときの豊かなコミュニケーションなど、
お芝居のちからというバリエーションが豊富だと思いました。
今回「拾われた男」というドラマで、
仲野さんのお芝居で印象に残ったシーンはたくさんあるのですが、
仲野さん演じる「松戸諭」がとても熱い人だということが、
心の深いところまで響きました。
はじめ松戸は、なかなかオーディションに合格できずに、
つらい毎日を送るときがあるのですが、
あるとき、心を寄せる人から背中を押され、励ましてもらい、
オーディション会場で熱いお芝居をして、うまくいき、
いままで自分の名前さえ緊張して言えなかった松戸が、
しっかり「松戸諭です」と言うことができて、
オーディションを合格できたときのシーンは、
心に熱いものが灯りまして、
拝見し感動して、とてもうれしかったことを覚えています。
仲野さんはうれしいとき、楽しいとき、悲しいとき、つらいときを、
あたまの先から、あしの先まで熱い神経でつながっているような、
喜怒哀楽を全力でお芝居するのが、
魅力のひとつなのではないかと思いました。
だから仲野さんのお芝居を拝見すると元気がでるし、笑顔になるし、
明日もがんばろうと思うことができました。
仲野さんはセリフをしゃべっているのではなくて、
きっと、気持ちが心から湧きでてくるような、
オーラを話しているような、
そんな、あたたかい役者さんだと思いました。
このような俳優さんは大切にしたいと思いました。

仲野さんはいい表情をしていますし、
お話も楽しいし、元気だし、
なにより仲野さんのお芝居が好きなのです。
こんなにたくさんの人を笑顔にさせる人はいないのではないかと思うほど、
僕には輝いて見えました。
仲野さんにはずっと輝いてほしい。
応援しています。

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