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読書のすすめ

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読んだ本のアウトプットをしていきます!皆さんの参考になれば嬉しいです!
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#武器になる哲学

【武器になる哲学】20 他者の顔ー「わかりあえない人」こそが、学びや気づきを与えて…

レヴィナスのいう「他者」とは、文字通りの「自分以外の人」という意味ではなく、どちらかとい…

【武器になる哲学】19 カリスマー支配を正当化する三つの要素「歴史的正当性」「カリ…

人口に膾炙することの多い「カリスマ」という言葉を、今日用いられるような形で最初に使用した…

【武器になる哲学】18 解凍=混乱=再凍結ー変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる…

組織の中における人の振る舞いはどのようにして決まるのか。レヴィンは「個人と環境の相互作用…

【武器になる哲学】17 ゲマインシャフトとゲゼルシャフトーかつての日本企業は「村落…

ゲマインシャフトは地縁や血縁などによって深く結びついた自然発生的なコミュニティのことです…

【武器になる哲学】16 悪魔の代弁者ーあえて「難癖を付ける人」の重要性

悪魔の代弁者とは、多数派に対して、あえて批判や反論をする人のことです。 ちなみに、「悪魔…

【武器になる哲学】15 マキャベリズムー非道徳的な行為も許される。ただし、よりよい…

愛されるリーダーと恐れられるリーダー、どちらの方が優れたリーダーなのか、というのは人類の…

【武器になる哲学】14 予告された報酬ー「予告された」報酬は、創造的な問題解決能力を著しく毀損する

個人の創造性を外発的に高めることはできるのでしょうか? この問題を考えるために、1940~50年代に心理学者のカール・ドゥンカーが提示した「ろうそく問題」を取り上げてみましょう。「ろうそく問題」とは、テーブルの上にろうが垂れないようにろうそくを壁に付ける方法を考えてほしい、というものです。 この問題を与えられた成人の多くは、だいたい7~9分程度で、下図のアイデアに思い至ることになります。 つまり、画鋲を入れているトレーを「画鋲入れ」から「ろうそくの土台」へと転用するとい

【武器になる哲学】13 フローー人が能力を最大限に発揮し、充足感を覚えるのはどんな…

人が、その持てる力を最大限に発揮して、充足感を覚える時というのは、どのような状況なのでし…

【武器になる哲学】12 権威への服従ー人が集団で何かをやるときには、個人の良心は働…

私たちは一般に、人間には自由意志があり、各人の行動は意志に基づいていると考えています。し…

【武器になる哲学】11 認知的不協和ー人は、自分の行動を合理化するために、意識を変…

朝鮮戦争当時、米軍当局は、捕虜となった米兵の多くが短期間のうちに共産主義に洗脳されるとい…

【武器になる哲学】10 自己実現的人間ー自己実現を成し遂げた人は、実は「人脈」が広…

マズローは、欲求五段階説の最高位にある「自己実現」を果たしたと、マズロー自身がみなした多…

【武器になる哲学】09 悪の陳腐さー悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる

ナチスドイツによるユダヤ人虐殺計画において、600万人を「処理」するための効率的なシステム…

【武器になる哲学】08 アンガージュマンー人生を「芸術作品」のように創造せよ

サルトルといえば「実存主義」。実存主義というのは、要するに「私はどのように生きるべきか?…

【武器になる哲学】07 報酬ー人は、不確実なものにほどハマりやすい

「人はなぜソーシャルメディアにハマるのか」という問題に、ここでは「脳の報酬」というコンセプトから考察してみましょう。 報酬系に関する研究の嚆矢にスキナーという人がいます。 スキナーは、次の四つの条件を設定し、ネズミがもっともレバーを押し下げるようになるのはどの条件下か、という実験を行いました。 レバーの押し下げに関係なく、一定時間間隔でエサが出る=固定間隔スケジュール レバーの押し下げに関係なく、不定期間隔でエサが出る=変動間隔スケジュール レバーを押すと、必ずエサ