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30代以下と40代以上で「自由と希望の歌」を聞いてみた話 ①

30代以下の方々に「自由と希望の歌」を聞いたら40代後半の男が泣いた話。

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※以下、全て私の主観です。かなり歪んだ主観です。
山羊はメー羊はヴェーです。
※いろいろな事を言っていますが、その曲/その世代を揶揄することはしていないつもりです。ここに出てくるすべての曲、最低3回は聞きました。
もし、揶揄していると受け取られる表現がありましたら、ごめんなさい。表現が稚拙な奴と切り捨ててください。

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恐ろしいことに、5000字超えてから、本題が始まる。

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きっかけ

かなりお気楽に聞いてみたんですよ、TwitterとFacebookで。
次に書くnoteで20代~30代の「自由と希望の曲」が欲しかったんですね。
当方40代後半。今の20代30代が聞く音楽はそれほどなじみがない。軽い気持ちで聞いてみた。


30代以下の方にお願いです。
「自由と希望が感じられる曲」教えてください 邦楽ロック/ポップスで。

びっくりするぐらい反応を頂きました(DM/メッセンジャー含む)。
本当に嬉しかった。
20代30代が考える「自由と希望の曲」。腰を据えて聞くぞ。
その前に。
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勝手に考える、自由と希望の曲とは

「自由と希望」は「夢」でなく、「愛」でもない。
自由って隷属している何かから抜け出したり勝ち取ったりするものだと思う のですよ。
自由、そんなめんどくさいものに気が付いてしまった。そんなものに憧れてあがく。その過程が希望なのかもしれない。ごりごりしたいろんなものを内包して、前に進む。そのような曲をイメージ。もちろんその詞は直接的なものでなくても良い。それらを踏まえて、教えて頂いた曲の中からチョイス。

・邦楽ロック/ポップス
・その世代が同時代に発表されて聞いていたもの
(同時代でなくても複数であればpickup)

そのうえで
・挙げて頂いたミュージシャンの他の曲を、1~2曲聞いてみる。教えて頂いた曲がそのミュージシャンの文脈と離れていないことを確認する。

若い方お一人から矢野顕子を挙げて頂いた時は天にも登る心地だったが、断腸の想いで外す。あっこちゃんにおこられそうだ。

※ピックアップした歌詞は、抜粋です。気になるフレーズを抜き出しています。もしかしたら順序がばらばらかもしれません。ご容赦。

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30代以下の「自由と希望が感じられる曲」

予備知識など仕入れずに。

SUPER BEAVER:らしさ
僕は僕らしくそして君は君らしくって始めから探すようなものではないんだと思うんだ
僕は君じゃないし君も僕じゃないからすれ違う手をつなぐそこには愛だって生まれる
そういうもんさ 自分らしさって何だろう

変えられない大切さがあるから変わりゆく生活が正しい

変えられない大切さがあるから変わりゆく生活が正しい
すげぇ。鳥肌。これ、もう、宇宙。

amazarashi:未来になれなかったあの夜に
前向きに生きることほど素晴らしいことはない 
でも「前向きに生きて」じゃ頷けない誰かさんのため夢追い人とは ともすれば社会の孤児だ手段は選ばない いや、選べなかったんだ
見える人にだけ見える光だ 影こそ唯一光の理解者

影こそ唯一の光の理解者。2曲目で涙腺が危険水域に達している。あかん。誰や、これを推したのは。

阿部真央 :モットー 
疲れました この場に
疲れました あなたの言葉に
疲れました 嘘つくのに もう無理やり笑いたくないんだよ
(中略)
生きているだけで素晴らしいのにその色メガネが自分自身を苦しめている
(中略)
優等生好きの世間は置いとけ。君が君ならばいい そこで息をしていてくれるだけで それだけでいいから

インパクトのある姐さんが疲れましたを連呼。「そこで息をしているだけでそれでいいから」来た。キラーワード。

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この辺りまで聞いてみぞおちをつかまれる感覚が始まる。ノロウイルスとかではない。予想と、全然違う。それぞれの曲は、すごくいい。とてもいい。しかしお題が「自由と希望」のはず。30代以下の複数の方があげてくれた自由と希望の歌で、何かが共通している。その共通しているものが予想と違う。

しかし、この時点では何が予想と違うのか、わからない。
とにもかくにも、この違いが何なのかを目指すことにする

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体制を整える。コーヒー3杯分と炭酸水を用意してノートPCに挑む。

エルレガーデン:風の日
泣いたことない君はとても弱い人だから誰かに見られて優しくされると崩れそうになるけど雨の日は濡れて晴れた日には乾いて寒い日には震えてるのが当たり前だろ次の日には忘れて風の日には飛ぼうとしてみる そんなもんさ 僕らはほら

既に泣きそうになる。そんなもんなんだよな。俺もそうだから。詩が優しい。音は激しい。これも誰が推したのか。休みの昼間にオッサン泣かせてどうするんだ。

Official髭男dism :Laughter
YESでもNOでもなくて飛びたいとはしゃいでる声だけで膝を抱えた昨日までの自分を乗り越えたLaughter 今日も歌い続けた 自分自身に勝利を告げるための歌

感情を無にしないとやられる。というか、やられる。あかん。だって妻も子どもも傍にいるのだ。髭男聞いたの5回目。いいな。
※「自分自身に勝利を告げるための歌」。これは後で重要なヒントになる。

ハルカミライ :ファイト
あいつのことなら俺が ぶっとばしといてやるから ぶっとばしておいてやるから ~何も俺たち終わっていなかった アイワナビー わがままでいこうぜ アイワナビー わがままでいこうぜ

おお、かなり持ち直す。俺もあいつのこと、ぶっとばしてやるぜ。あいつな、あいつ。「何も俺たち終わっていなかった」ここ最高。北野武のキッズリターンか。終わってたまるか。終わってたまるか。

ネクライトーキー :だけじゃないBABY
絶望はいつでも昨日へ向かう心の中にあったんだ
楽なんかできやしない 呆れるほどに想像を超えて生きてたい
僕らはどこまででも悲しくなるよ
何かにつけて吐き出したい本当の事はわからない
今も誰かが僕を悪く言うよ 相当愚かなだけじゃない 全てのみ込んで今日も笑うから ちょっとは元気だしな

刺さり過ぎて、苦しくなる。本当に苦しい。
「今も誰かが僕を悪く言うよ 相当愚かなだけじゃない 全てのみ込んで今日も笑うから ちょっとは元気だしな」
やめろ 涙腺がおかしくなるから やめろ

一瞬だけ、イントロだけ、岡村ちゃんの「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」を聞く。自分が持ち直すかと思いきや、持ち直さない。

SAKANAMON :アリカナシカ
前例がない 需要がない 流行りじゃない キャッチーじゃない 否定はある 肯定はないだからって何 何れにしても繁栄はないから身分に見合った世界を期待を裏切ってご提供

今回は曲調に関して触れないようにしている。そこまで広げると収拾がつかない。でもアリカナシカと肯定否定五分の割合の題名なのにほぼ否定的な詩。しかし曲調はキャッチー。
※余計なお世話かもしれないけど、もしかしたら、多分このバンド売れてないのではないか。売れ筋をわざと外しているのかな。

Mrs. GREEN APPLE :StaRt
i love youの言葉だってどこから信じればいいの? 箱に荷物を詰めただけ 気持ちが軽くなったようだ 悲しみも仕舞うべきところにしまうべきだ

これも曲調が明るいんだ。でも詩の要所が重い。刺さるように重い。

サンボマスター:できっこないをやらなくちゃ
君なら出来ないことだって できるんだ本当さ うそじゃないよ
いま世界に一つだけの 強い光を見たよ
アイワナビーア 君の全て!

初めて知っているバンド、知っている曲。
恐ろしい事にこの曲、2名推しが来た。

plenty :枠
もったいぶってどうすんの?今しかないよ
錆びてしまった 行動力と思考
道徳意識 背徳感 やり過ごす日々 選択肢は他にもない
世代とか何かで括られてもう鬱陶しいんだよ 小さくまとまんなよ こんな想いも捨てればゴミだ。そんなの知らないよ
中略
言葉だけでも僕は残すよ それ以上もなく、それ以下でもない。
この場所からさ、君らを待つよ
それ以外はない それ以外はないんだ。

良い。凄く良い。売れているのだろうか、もしかしたら売れているかどうかとかあまりそんな尺度はもう、要らないのかな。

感覚ピエロ: 拝啓、いつかの君へ
目に映る全ての景色が変わって変わって変わって 淡々と進んでいく毎日にいつしか流れて流れて流れて aとbの選択肢 突如現れた狭間にあんたの正義は助けてくれるかい?愛をもって生きていくんだ 

いつの日にか叶えるんだ「あんたの正義に覚悟はあるのか?」

拝啓いつかの君へ

うおおおお!愛をもって生きていこうぜ!カッコいい(ベース、良い)。完成度高い。売れているのだろうか。売れていなくちゃ、困るな。

(BUSTERS、安心しろ、後でくるから アウイエ

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40代以上にも聞いてみる

なにか、違うのだ。僕の考えていた「自由と希望の歌」とは。
でも違うと感じるのは僕だけかもしれない。気のせいかもしれない。

でさらに質問する。TwitterとFacebookなどに。

40代以上の方にお願いです。「自由と希望が感じられる曲」教えてください。邦楽ロック/ポップスで。

(ここからは曲がどうこうというのは、控えめ。)

小沢健二:僕らが旅に出る理由
僕らが住むこの世界では 太陽がいつも昇り喜びと哀しみが時に訪れる
遠くから届く宇宙の光 街中で続いて行く暮らし 僕らの住むこの世界では旅に出る理由があり誰もがみな手を振ってしばし別れる

観点が広く、表現も柔らかい。でも紛れもなくこれは自由と希望の歌だ。

尾崎豊:卒業
行儀良くまじめなんて 出来やしなかった 夜の校舎窓ガラス壊してまわった逆らい続け あがき続けた 早く自由になりたかった
信じられぬ大人との争いの中で 許し合いいったい何 分かり合えただろう
うんざりしながら それでも過ごした ひとつだけ解ってたこと
この支配からの卒業

尾崎豊 :17歳の地図
ちっぽけな俺の心に空っ風が吹いてく歩道橋の上振り返り焼けつくような夕日が今心の地図の上で起こる全ての出来照らすよSeventeen's map

中2で尾崎を知る。若者の教祖とか言われたが、彼の真骨頂はその優れた写実だ。「卒業」の冒頭、「校舎の影 芝生の上 吸い込まれる空」。

ファーストアルバムの過剰なアレンジが、もしかしたら、その後の彼を苦しめたのかもしれない。ブルーススプリングスティーンのファースト「アズベリーパークからの招待状」ぐらいのアレンジで良かった。弾き語りでも良かった。十分伝わる。

DREAMS COME TRUE :何度でも
10000回ダメでへとへとになっても10001回目は何か変わるかもしれない 
何度でも何度でも何度でも立ち上がり呼ぶよ 君の名前 声が涸れるまで

名曲。
個人的にしんどい思い出があるので、ふ・れ・な・い。

奥田民生 :イージューライダー
幅広い心を くだらないアイデアを 軽く笑えるユーモアをうまくやりぬく賢さを

イージーライダーを信奉する奴飲んだ時、この曲の話になり、「神聖な映画を揶揄するとは何事だ」と白木屋でいきり立った。この緩さが民生であり、良いものはパクられたりされて一流だと述べたのだが、聞き入れてくれないので、金も払わずにそのまま帰った。

ブルーハーツ:リンダリンダ
愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ

ブルーハーツ :トレイントレイン
弱い者たちが夕暮れ更に弱い者を叩くその音が響き渡ればブルースは加速していく見えない自由が欲しくて見えない銃をうちまくる 本当の声をきかせておくれよ

井の頭線の終電近くの電車に乗る。目の前にヒロトとマーシーがいた。勇気を出して「日比谷野音に行きました」と絞り出すように。ヒロトが体をくねらせて「あ、あ、嬉しなぁ嬉しなぁ」と言ってくれた。確か野音は初期の頃だけだ。マーシーもニコニコしてくれた。浪人の頃。

中島みゆき:ファイト!
薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるっていわれてさ
出ていくならお前の身内も住めんようにしちゃるって言われてさ
中略
ファイト!闘う君の歌を
闘わない奴らが笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
震えながらのぼってゆけ

この曲が象徴的だ。今回のnoteで。

サンボマスター:世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
新しい日々の僕たちは高鳴る予感がしているのさ 君と僕が夢を叫ぶ世界はそれを待っていたんだぜ。
岡村靖幸: あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
寂しくて悲しくて辛い事ばかりならば 諦めてかまわない大事なことはそんなんじゃない青春1.2.3ジャンプ
サザンオールスターズ: 希望の轍
夢を乗せて走る車道 明日への旅 通り過ぎる街の色 思い出の日々
佐野元春 :約束の橋
街の果てから森の果てまで振り向きもせず車を走らせてゆく 今までの君は間違いじゃない君のためなら七色の橋を渡り河を渡ろう

コメントを残す体力と集中力が尽きる。

(BUSTERS、だから安心しろ、後でくるから アウイエ

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30代以下と40代以上の「自由と希望」の歌 その差異

ここからようやく本題に入る。
30代以下と40代以上、詩だけ見ても全然違うことがわかると思う。
乱暴だけど、抜き出す。

30代以下
・そこで息をしていてくれるだけで それだけでいいから
・そういうもんさ 自分らしさって何だろう
・突如現れた狭間にあんたの正義は助けてくれるかい?
・否定はある 肯定はない
・今も誰かが僕を悪く言うよ 相当愚かなだけじゃない 全てのみ込んで今日も笑うから
・自分自身に勝利を告げるための歌

40代以上
・決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ
・弱い者たちが夕暮れ更に弱い者を叩く
・ひとつだけ解ってたことこの支配からの卒業
・僕らが住むこの世界では 太陽がいつも昇り喜びと哀しみが時に訪れる
・薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるっていわれてさ
出ていくならお前の身内も住めんようにしちゃるって言われてさ

大雑把に色々考える。
もしかしたら。30代以下の「自由と希望」への出発点が40代以上よりも低い位置から始まるのか?

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ゴールが遠いが故に、しんどい詩が多いのか。なら、そのしんどさはどこから来るのか。

・時代がしんどいのか?
確かに9.11から東日本大震災から感染症から今、しんどい。
ただ、30代以下がつけられた世代の名前は「ゆとり世代」「さとり世代」。
それに対して、私の世代。「ロスト・ジェネレーション」「就職氷河期」。
なにこれ、地獄の様相。ゆとりなし。さとりとか開いていたら即死。失われて氷河に取り残さる。

時代「自体」がしんどいという訳ではなさそうか?

わからない。でも、明らかに世代間で違いがある。それはすぐそこに答えがある気がする。
少し時間を置くことにする。
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以下の2つのバンドは僕が少しだけ名前を知っているぐらいだから売れているのだろう。
共通するものがあり、そしてこの詩はそれぞれのバンドの文脈に強くある気がした。

Official髭男dism Laughter
自分自身に勝利を告げるための歌
エルレガーデン 風の日
次の日には忘れて風の日には飛ぼうとしてみる そんなもんさ 僕らはほら

で、勝手な結論を出した。

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勝手に結論を出す そして僕は泣く

最初に僕は乱暴だけど、こう定義した。
自由って隷属している何かから抜け出したり勝ち取ったりするものだと思う のですよ。

自由とは、何からか勝ち取る前提と僕は無意識に考えていた。

例えば1960年代、1970年代、自由を阻害するものは、東西の政治体制であったり、政府であったり。古い因習だったり。そんなものに、石を投げる。

80年代には学校という体制。尾崎豊はこう歌う。

夜の校舎窓ガラス壊してまわった逆らい続け あがき続けた 早く自由になりたかった

自由を阻害するのは学校だったり、その学校の延長である社会であったり。

40代以上の詩をもう一度読む。
意識が外に向いている。様々なシチュエーションはあるにせよ、意識が外に向いている。

30代以下。
己に向いている。
(なぜ?これはうまく表現できるようになれば何処かで)

30代以下は、自我を常に見つめ、その自我からの脱出が、自由を意味しているのではないだろうか。

それは本当にしんどい事だと思う。

例えば、一人で食事をとる。その際にスマートフォン/雑誌/テレビなど一切見ないで食事をする。結構大変だ。それは自我と向き合うからだ。スマートフォンを見るのは自分と向き合うしんどさから退避させる。そして一流の料理店で一人で食事をするのはなかなか勇気が必要だ。食べることよりも自我が肥大し、それに耐えきれない。日常の自我は厄介なんだ。

30代以下の自由と希望の歌は、自分へ石を投げている。厄介な自分を見つめ、そこから脱出することが自由と希望だ。日々の至らないところを周りに転嫁するのでなく、己に石を投げる。毎日。

なんてしんどいことをしているのか。

僕はこれをある朝、通勤中の車の中で思いついた。カーオーディオにつないだSpotifyからは今回知ったエルレガーデン(たぶん)が流れていた。涙が止まらなくてな。涙が止まらない。車を端に寄せ、しょうがないから涙が止まるまで待つ。でもさ、止まる訳がない。
しんどいだろ、自由と希望の歌が己を見つめて己に石を投げてもがく歌なんて。そしてそれは何とか出来ないのか、考える。しかしだ、なんだ?30代以下に寄り添うこととかして、そうすれば彼らは己に石を投げずに済むのか?ガンバレーとか言えばいいんか?オッサン一人そんな事して誰が喜ぶんだ。若い人がnoteに書いたものにスキ!とか頑張ってたくさん押すんか?失礼だろそれ。


無力。途方もない無力。


まあ、そんなもんだ。

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それでも言えることは言う。読み飛ばしてほしい。

僕は30過ぎの頃、1年間ほど社会に参加出来ていなかった。その時のことを簡単に箇条書きしてみたけど、さすがにこれは書けない。
今でも何錠かの薬を飲む。今は本当に大したことではない。

そんな僕から見て、noteの若い人で辛そうな人がたくさんいる。
自分で気が付いていないかもしれないけど見るからにしんどそうな人。
そして厳しい闇を抱えている人。

でも伝えたい。

君の代わりにその深い悲しみを背負う事はできない。でも、今、凄くしんどい時でも今日、やり過ごせればとりあえず明日は来る。

でもそのためにnoteがあったりするかもしれないんだ。
僕の別のnoteでこんなことを書いた。

世を歩いていると、辛い事に目が行きがちです。自分の辛い事。他の方の辛い事。社会の辛い事。それらの辛い事を乗り越えた先に、明るい未来が待っているなんて事は微塵も思いません。

ただ、たのしい事、嬉しい事、たまたま乗り越えた景色、たまたま出会った美しい景色、たまたま出会った素晴らしいテキスト、それらに焦点を合わせることでその日一日は生き延びる事ができると思うのです。

僕はnoteを始めて良かったと思うことの一つに、noteの素晴らしい記事をTwitterで紹介できる。アナリティクスをみると今まで紹介したnote、最低でも「4人」リンクをクリックしている。
その「4人」に勝手に思いを馳せます。
いい記事でしょ。一日生き延びたよね。良かった。僕も生き延びたよ。

この世界は意外といいものなんだと。

日が沈んだ直後の美しい空の色とか夕立の後のどこまでも透き通るような空気とか小路をゆっくりと横切る三毛猫とか図書館で静かに聞こえる頁をめくる音とか保育園や幼稚園や小学校から聞こえる子どもたちの声とかサイダーをコップに注いだ時の炭酸の飛沫とか銀杏並木が色づいて金色の道ができたりとか雪が降って石畳に積もりそこを歩くとさくさくしたりとか水たまりに夕陽が映し出されたりとか夏の巨大な積乱雲がきらきらしたりとか

今しんどい思いをしている若い人たちに、伝えたいんだ。

この世界はそんなに捨てたもんじゃないって。

そして僕はいつかそんなnoteを書きたいんだ。

そしてその日まで生き延びて何処かで会いましょう



****



これで終わりだと思ったら大間違いだ。

自由と希望を遡る
自由と希望で世代を横断する奴らthe pillows

ヒントはこのnoteにあった。

OAを務めたONE OK ROCKがこれまた良かった。
TAKAが「俺らにとってのロックヒーローはハイスタじゃない。BOOWYじゃない。間違いなくエルレガーデンだった」

ここから自由と希望の曲を遡ることとした。
ロケンローだぜ。

しかし、これは次noteに書く。
(すまぬ、BUSTERS、次のnoteまで アウイエ

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