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まさかこれをプロフィールとするとは

追記の追記。
noteクリエイターファイルにてインタビューをして頂きました。
ありがとうございます。

追記:noteでいくつかの賞を頂きました。ありがとう。

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(当初考えていたものとは違うものとなりました。こんなこと書くとは)
プロフィールを読みに来てくれる方がいるとは。感謝しております。
自己紹介です。400字を目途に。
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その前に、紹介させてください。
5本目のnote。初めてのフィクション。書くのが本当に楽しかったnote。小説やマンガの作者が「登場人物が動き出して、ストーリーが変わっていった」とか言うじゃないですか。そんなのある訳ないと思っていたら、本当にあるんですよね。勝手に登場人物が話し始めました。叔父さんなんか出てくる予定まるでなかったし。

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簡潔な来歴を。
・中1の作文、「北杜夫を読んでいたのでこのようなふざけた文体となった。三島や太宰ならもう少しまともであったであろう、割腹や入水はしないが」と書くと、この一節だけでAを取る。人生の緩い季節が僕に近づきつつあった。小学生のように殴られ続ける事はない。というか、流石に教師との間合いを学ぶ。横で他の生徒が殴られ続けている時でも殴られなくなった。殴られるのは、もういい。

・高校は都内、私立本郷高校。男子校。学校生活、朝から晩まで楽しくて良いという事を初めて知る。だから高校名は出したい。テニス部。
(自由を押し出してはいないが、緩い校風。当時まだ理数科/普通科/デザイン科/機械科という多様な学科があったことも良かったのかもしれない)

・遊び惚けて、浪人し、ある大学に入学。経済学部。

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(以下、載せようか迷ったのですが、載せます。ここに私の性分が出ている。恥ずかしい。)

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フロムの「自由からの逃走」がお気に入りだった私は大学入学してすぐに、「社会科学研究会」というサークルの門を叩きます。「社会科学」という名があればその様なお話がお友達とたくさんできるとわくわくしたのです(知らなかったのです、マルクス主義の研究サークルを社会科学研究と多くの大学で呼ぶとは。別にマルクス主義が悪いとかそういう意味ではなく)。

意気揚々としてその扉を叩きました。
3年生の女性が、どういう物事に興味があるの?と問われたのでE・フロムですと答えました。そうすると、最初に対応して頂いた女性の先輩を差し置いて、もっさりとした野郎が「フロムは修正主義者だよ?」と言い放ちます。なんとなくこの場がどのような場所か理解しました。違和感しかない場所だと思いました。しかし浪人生活上がりで何でもいいから人と関わりたかったのだと思います。先ほど入学したばかりの新入生が先輩に突っかかります。

>修正主義という事は、この場合どのような意味をもつのですか?

そんなことはともかく、フロムは修正主義者というところから認めなければいけないんだ。

>フロムの本質を捉えることをせずに、修正主義者という観点でしか見れないのですか?

まずは認めることが一番なんだ。

>わかりました、修正主義者ですね、フロム。で、そのフロムの本質を教えてください。

修正主義であるという事から話を始めなければならないのだ。この際フロムの本質などというものは関係ないのだ。

>それは教条主義と呼ばれるもんではないのですか?

記憶の限り、思い出して書いていますが、私の行動、どうかしています。思い出す事自体地獄の作業です。
私と社会科学研究部のもっさり野郎との不毛な論争は続きます。
もっさり野郎はだんだん感情的になり声が大きくなりました。
前向きなお話がなく、私も出来ないので退出しようと思いましたが、腹が立ったのと若かったのとアホだったので馬鹿丸出しの行動に出ます。
たまたま持っていたペットボトルをテーブルに置いて、

お声が良く響きますね。これにでも吠えていてください。僕は月にでも吠えます。

こんなところで萩原朔太郎、出さなくても・・。

極限までに恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。大事なことなのでもう一度。恥ずかしい。今、ここに書くことも恥ずかしい。
見知らぬ相手のフィールドに入る時の無神経さ、マウントを取られた時にサラッと流せない過剰な反撃。これは性分というかほんと情けないのですが、今でもあります。情けない。

そしてこのお話を恥を忍んで載せたかというと、私がnoteを書く意味が、少し、このエピソードに表出していると思うからです。

「自分」が思っている多様性を否定するものを書く、ということ。

今まで大した本数書いていませんが、そのうちの何本かはそれをベースにしたnoteがあります。ただ、あくまでも私が思っている多様性なのでそれは狭いものであることは自覚しています。

そして、多分ですが、若い人が息苦しく感じているもの、私も同じく息苦しく感じています。それらを「それ、少し違うよね、この方がいいかも」というものを探したいのです。

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卒業後、セールスプロモーションを主とする会社に就職。
この辺りを以下のnoteで書きました。

お仕事はいくつかの条件がそろうと簡単に病むことができます。
・長時間労働
・裁量権がない
・敬意が自他ともに、払われる環境ではない。
しんどいですね。

病んだ詳細は書いてありません。ここで書いたのは仕事のお話だけです。
敬意は大切ですね。

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世を歩いていると、辛い事に目が行きがちです。自分の辛い事。他の方の辛い事。社会の辛い事。それらの辛い事を乗り越えた先に、明るい未来が待っているなんて事は微塵も思いません。

ただ、たのしい事、嬉しい事、たまたま乗り越えた景色、たまたま出会った美しい景色、たまたま出会った素晴らしいテキスト、それらに焦点を合わせることでその日一日は生き延びる事ができると思うのです。

僕はnoteを始めて良かったと思うことの一つに、noteの素晴らしい記事をTwitterで紹介できる。そのアナリティクスをみると今まで紹介したnote、最低でも「4人」そのnoteのリンクをクリックしている。
その「4人」に勝手に思いを馳せます。
いい記事でしょ。一日生き延びたよね。良かった。僕も生き延びたよ。

今、人生を愛することができない人も多々いるでしょう。でも、時間が経てば、視線の角度を変えれば、体を動かしてみれば、愛しい誰かに手を振って見れば、もしかしたら石ころを蹴飛ばすこと、必要なくなるかもしれません。

そして直ぐに助けを求めましょう。迷惑なんてこの世の中にありません。迷惑なんてそのような概念は幻想なのです。大丈夫。手を差し伸べられたら、直ぐにみんな駆けつけます。その手を迷惑なんて思う人は誰もいません。


今日も明日も明後日も生き延びましょう。
そして何処かでお会いしましょう。

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恐ろしい。これがプロフィールになってしまった。400字詐欺です。

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