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ゲーム理論で分かる「買い占め」問題

掲載から少し時間が空いてしまいましたが、3月11日に日経ビジネスオンラインに「買い占め騒動」に関する次の記事を寄稿しました。

買い占めに走る消費者は「間抜け」なのか?
ゲーム理論「協調ゲーム」で考える消費者行動の合理性

ゲーム理論でよく用いられる「協調ゲーム」(コーディネーション・ゲーム)という分析ツールを使って
・なぜ買い占めが起きるのか?
・どうすれば解決できるのか?
を考察する内容です。

利得表やナッシュ均衡などを用いたやや専門的な記事であったにも関わらず、とても多くの方々に読んで頂くことができました。本当にありがとうございますm(__)m。

首都圏における外出自粛要請などの影響もあり、一部のスーパーなどで再び買い占めが起こりつつあります。残念ながら、買い占め騒動を
・デマに流された間抜けな消費者の群衆行動
と捉えていらっしゃる方は、未だに少なくありません。しかし、本記事で強調したように、そうした見方では問題解決からかえって遠ざかります。
・個人と全体の利益が食い違う
ことを受け入れ、どうすればこの食い違いの度合いを減らせるか、その仕組み作りを検討すべきだと感じます。そのための土台として、ゲーム理論をぜひ活用して頂きたいです。

具体的な解決策のアイデアについては、以下をぜひご参照下さい:
「買い占め」問題は解決できるのか?

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