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SF小説「ボクメガ」設定資料


はじめに

いつかやろう、いつかやろうと思いつつ、今日まで来てしまいました。
それなりのボリュームになるような気がして、手を付け難かったんですが、とうとう書きます。

というのも、「ボクメガ」の世界線では、本日(昨日になっちまった)昼間にタイムワープしてきたケガレが地球に攻め込んで来たんですよね。

そんな日に思い出したので、取り掛かることにしたのです。

が、やはり膨大なボリュームとなり、noteへの転記が追い付かないので、今回は「年表」のみとなりました。

それでは、どうぞ。。。

年表

2024.6.23
法理崑太、地球にて勉強会開催

2024.6.24
法理崑太、行方不明になる

2024,6.27
日本の某都市に、謎の襲撃事件が起こる。
「宇宙人が攻めてきた」「虫のような怪物が現れた」などという目撃情報もあったが、映像や写真による記録がまったくなく、政府は「太陽フレアが原因と思われる大規模な磁気嵐、および突発的・瞬間的な竜巻が発生した」と発表したものの、気象協会や天文学協会、NASA関係者はこぞってその説を否定した。

2026.7.26
アメリカが大統領記者会見席上にて、宇宙人を同席させ、世界的なニュースとなる。
この時の宇宙人は、後にAI搭載のロボットで、偽物であることが判明した。

2027.4.1
突如、東京湾上空に謎の巨大飛行物体が現れる。
出現前に、航空業界に航路を変えるように警告があったことから、日本政府は事前にこのことを知っていたのではないか、との疑念が持たれたが、日本政府はこれを否定している。

2027.4.2
巨大飛行物体から小型の飛行物体が現れ、天皇陛下との会見を求め、これを受諾される。
同日夜半、同席した内閣総理大臣が緊急会見を開き、地球の国家として初めて、宇宙人とのコンタクトに成功し、これをひとつの国家と認識して外交関係を開始させる、と宣言。

これに反発した世界各国から、輸出停止や金融資産の凍結などの制裁が科され、近隣諸国では防衛レベルが開戦間際まで高められる。国内でも世論が二極化し、都市部を中心に大規模な抗議行動が行われ、一部暴徒化した集団が破壊行動に出るなどし、戒厳令が出される事態となった。

2027.4.3
国営、民放、全てのチャンネルで初の宇宙人による演説が行われる。
宇宙人は自身を「カリプス星人」と表現し、地球から20光年の先にある惑星から来た、と説明した。さらに、この他に「ヒュノトー星人」「タニアン星人」「ノッテ星人」「ルブリガ星人」が存在しており、それぞれが地球からも観測できる距離にある天体に存在しているが、地球人の文化レベルの低さ、生物としての脆弱性、幼稚な攻撃性などから、その存在を意図的に隠して来ていたと言う。

コンタクト先として日本を選んだ理由を、「観察を続けた100年近く、一切の侵略的行為をしていないこと、文化レベルの高さ、そして地球で一番古い家系を平和的に維持していること」を挙げ、さらに「今回の件で、日本に対しての不利益については責任を取る」と明言し、新たなエネルギーとテクノロジーを日本に与え、他国からの攻撃に対しては「我々への攻撃と同義と取る」と宣言し、大きな議論を巻き起こすこととなった。

2027.7.1
日本に「ブルーエネルギー」が供与される。必要な物は500㎖の海水のみ。
これに伴い、日本は徐々に化石燃料から脱却する。

2027.12.10
憲法の改正が行われる。
国の憲法として初めて、「宇宙人」を明記した画期的な物となる。
また、「宇宙人法」が制定され、その地位が法によって明確にされた。

2028.2.11
カリプス星人の巨大飛行物体に、ミサイル攻撃が加えられるが、これを悉く無力化。
さらに、自動車ほどの小型飛行物体が放った光線により、発射施設が一瞬にして灰燼と化した。

その攻撃は、驚くほどゆっくりと、まるで全世界が見守っているのを確認するかのように、あらゆる周波数にて再三に渡り警告を発しながら行われたが、当事国は反撃を最期まで諦めず抵抗したため、止む無く攻撃した、と後に声明が出された。

この一件により、既存の戦力が全く無効化された事実に気が付いた各国が、日本及びカリプス星人に対して懐柔政策を開始することとなり、世界の軍事バランスは根底から覆された。

2030.7.4
この日、アメリカに「両親ともに日本人」のアメリカ人が、アメリカ大統領として誕生する。
背景に、エネルギー輸出国となった日本の経済力、カリプス星人の軍事力があったことは言うを待たない。

一部のアメリカ人が「パールハーバー以来の日本の奇襲攻撃」と反政府組織を立ち上げるが、安定した経済と軍事力を手にした民衆が同調することはなく、半年も経たないうちに自然消滅した。

2034.5
「日米経済圏」が世界を席巻する。
この頃、既に原油の産出、使用はR国とC国に限定され、その他の国ではブルーエネルギーによる発電で、あらゆる商工業や生活から化石燃料が完全に排除されていた。

2037.4.3(宇宙歴1)
カリプス星人来訪10周年記念事業として、地球産の宇宙船による外交使節がヒュノトー星を訪れる。
また、タニアン、ノッテ、ルブリガの各使節が地球を訪れ、「環太陽系協力連合」が発足した。

地球では、西暦とともに「宇宙歴」が使用開始。この年が「宇宙歴元年」となる。

2050(宇宙歴13)
各星の技術、資源を融合し、地球文明は大いに発達する。
すでに貧困、紛争は消え去り、代わりの労働力を手に入れた人類は「労働」から解放されはじめる。
この頃から、「宗教」が急速に衰退する。

2055(宇宙歴18)
月面に大規模な基地と宇宙船工廠、それに伴う都市が建設された。

2060(宇宙歴23)
火星にも基地建設、都市化が進む。
衛星軌道上にも多数のコロニーや民間の工場が建設され、「宇宙大航海時代」の幕開けとなる。


2075(宇宙歴38)
「シクス」発見、環太陽系協力連合から外交使節が送られるが、意思疎通を図るも失敗、使節団を乗せた船は乗員ごと撃破される。

その後も、第三使節団まで送られるが、結果は変わらず、接触を諦めることとなった。

2077(宇宙歴40)
「シクス」がタニアン星への侵攻を開始する。
わずか10日で、タニアン星の総人口の3分の2にあたる300億人が犠牲となる。

2080(宇宙歴43)
環太陽系協力連合による、タニアン星解放作戦が実施された。
皮肉なことに、地球人がようやく手放すことに成功した「戦争」の経験・技術が大いに役立ち、からくも勝利を収めることに成功する。

2093(宇宙歴56)
シクスの動きが活発化し、タニアン星への再侵攻を試みているという事実を受け、「環太陽系惑星機構」が発足。同時に「機構軍」が創設された。

本部は地球のニホンに置かれ、同時に地球には「地球統一政府」が正式に誕生する(国連の後継組織)。

2095(宇宙歴58)
「シクス殲滅作戦」発動。
機構軍の80%を失いながら、シクスを殲滅させることに成功する。
この時、シクスを裏で操っていた勢力があった、という事実を掴むことになるが、それが外宇宙から来た、と言うこと以外は判明せず。

2096(宇宙歴59)
シクス殲滅作戦で失われた資源の回復の見込みが立たず、機構全体が慢性的な機能不全に陥ることとなる。

2097(宇宙歴60)
そこに追い打ちを掛けるように、「ケガレ」が機構を構成する星々に侵攻を開始。地球にもケガレの軍勢が現れ、統一政府軍が対応に当たったが、シクス殲滅作戦で有効だった兵器が効果的な攻撃手段とならず、必死の抵抗にも関わらず、ヨーロッパからアフリカ大陸までが壊滅的な被害を受けた。

2107~(宇宙歴70~)
この状況は他の星々でも変わらず、もはや絶滅は時間の問題というところまで追い込まれた時、「ヒカリ」と呼ばれる勢力がヒュノトー星に「箱舟」を派遣して介入し、その技術と資源を手に入れた機構軍が反攻を開始した。

2115~(宇宙歴78~)
地球上からケガレを排除することに成功する。
同じ頃、ヒュノトー星でもケガレの排除に成功し、この2星の機構軍が転進して、他の機構構成惑星を解放することに成功した。

2120(宇宙歴83)
本格的なヒカリの研究が始まる。
その技術を利用した新式の宇宙艦船が次々と完成していき、機構軍構成宙域のパトロールとケガレの排除に乗り出す。

2137(宇宙歴100)
宇宙歴100周年行事として、また枯渇し始めた資源を求めて、「深宇宙探査計画」が実行される。地球人口は最盛期の70%まで回復。

2160(宇宙歴123)
「深宇宙探査艦ギンガ級一番艦アキツシマ就航」

2225(宇宙歴188)
「深宇宙探査艦アキツシマ級一番艦アキツシマE就航」
艦長にナオ・オーウチ・ギレット大佐が就任し、機構軍の密命を帯びてポイント・ナガルカルへ向けて出港。

忘れてたけど

ボクメガ、マガジンにしました。


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