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悪霊?皿子(500文字の小説)序章



私の名前は皿子。
貞子と間違えないでね。
皿子よ。
私は、死んで悪霊になったの。
何で悪霊になったかと言うと、天国の神様に嫌われたのよ。

私、生きている時は何も悪い事してないのに、神様に嫌われて悪霊にされたのよ!
可笑しいでしょ!
何で悪霊にされたかと言うと、 私がブスだからよ!
こんな事、差別で許せない!
私は抗議したわ。


「『神は平等に愛する』って言っていたわ。なのに何故よ?
ブスには厳しく差別するの!」
って言ってやったのよ。
そしたらね、神が言うのよ。
「それは建前だ。本音は違う。麻雀の神を見たら解るだろう。
奴も美人しか味方しない。」
と、笑って言うのよ。
私、頭にきて、神の奴に石をぶつけてやったの。
神は怒って私を地獄に落としたのよ。
私、天国から追い出されて地獄に行ったのよ。
そして悪霊になったのよ。

悪霊になった以上は、人を不幸にするわ!
私の恨みは、神にあるのだけれども、人に八つ当たりするわ
覚悟しなさい、人間ども!って、思ったけれど、これは私のポリシーに反するわ。
霊となった今、私の魂に反する事はできない!

私は決意したわ
悪霊と闘うわ!
人間の為に正義を持って闘う!
そして、神をも見返すわ!

観てなさい、悪霊達!
神もよ!

追伸
この小説は、(新)三つ子の魂百までも の序章です。
その小説は今、出筆中です。

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