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時間を止める時計 (第一話)(140字の小説)

ある日、男は薄ら笑いを浮かべ

「この時計は、時間を止める時計だ」

と、腕時計を僕に見せて言った。
「そんなの、信じられないよ」
と、云う僕に
「それなら、時間を止めるよ」
と、腕時計に触れた。


「時間など、止まっていないでは無いか!」
と、言う僕は何故か、裸だ!
男も何処かに消えた。
服を盗まれた!

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