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クリスマスの夜は(260字の小説)

サンタクロースは苦労する。
毎年、毎年プレゼントを担いで、
子供達の元に行かないと駄目だし。
若い時は、それほど苦労とも思わなかった。
だけど、年齢を重ねるたびに辛くなる。
昔はサンタクロースの成り手が多くいたのだが、
最近は後継者不足である。
成り手が居ない。
おまけにトナカイも高齢で、
ソリが壊れても、直す職人が居ない。

もっと大変なのは、コロナ禍の不景気で、
スポンサーが減った事です。
プレゼントの予算が足りない。
私達の報酬も減る一方。

救いは少子化で子供の数が減った事だ。
少しは、楽にはなったけれど、
やはり、サンタクロースは苦労する。

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