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あの頃のまま(140字の小説)

「『さよなら』は次に会う為の約束だよ
お別れではないよ、また会おうね。」
と、君に言ってから五十年が過ぎた。
君は何処にいるのだろうか?
遠い世界の片隅で暮らしているのかな?
君に会えた時は、お互い歳を取っている事に驚くだろうな。

でも、君の姿はあの頃のまま僕の瞳に残っているよ。
美しい姿で。

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