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袖擦り合うも他生の縁 (700字)




「袖擦り合うも他生の縁」と言う言葉が有ります。
袖がかするだけでも、他生(過去世)に縁があると言う仏法から発生した言葉です。
永遠の生命を信じる、信じない。
過去世、来世を信じる信じないは、本人次第ですが。

私は永遠の継続する生命を信じます。
また、過去世、来世も信じます。
今世だけだと、納得出来ないことが発生するからです。

一つは、何故生まれながらに差が出てくるのか?
生まれて直ぐに重い病を持つ人もいます。
何故その人は重い病を持って生まれ無ければならないのか?
または、大金持ちの家に健康で生まれてくる人もいます。
何故生まれながらに差が付くのか?
運の強い人、弱い人。家庭環境の複雑な所に生まれてくる人。
全くもって不公平です。
「神は平等に人を愛するのでは無いのですか?」
と、聞きたい

全ての法則に原因、結果が有ります。原因があり縁があり結果です。
だとするならば、人間にもその原因、結果が存在するのでは無いかと
また、来世を認めずに今世だけなら、これも怖いことが起こる
今世で何をしても、此処で終わりだと考えると、自分だけ良ければいい、と考える様になってしまう。
だから、よく言われるのが死んだら極楽と地獄がある
天国と地獄があると言われます。
これも、現世で何をやっても良いと言う考えの戒めですね。

しかし、それをもっと深めれば、現世に悪いことをして生きていると、来世はその報いとなって出て来る と云う考えになるのでは、ないでしょうか?

三世に続く生命は、仏法では説かれています
全てに原因、結果があると解くのが仏法です。
だとするならば、袖が擦り合うのも前世からの縁があったのかも知れません。

信じるか、信じないかは、あなた次第です。

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