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詐欺師ドラえもん3(140字の小説)

みんな声には出さないが、沈んだ顔を見れば鈍感な僕でも解る。
ドラえもんに騙されたのだ!
「ドラえもんを捕まえよう!」と、僕は大声をあげるが、誰も反応する人はいない。
「みんな、どうして黙っているの?」と、聞く僕に、
ジャイアンが言う

「ドラえもんの奴、[何処でもドア]で、逃げていくんだ。」

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