Photo by nakameguromt 浦島太郎もびっくり⁉️(3) 2 スター⭐️ボーン 2023年2月9日 04:43 3手紙には、「やはり、貴方はこの箱の蓋を開けたのですね。あれほど、開けてはダメと言ったのに!貴方は、今記憶を失っているはずです。そして今、起こっている状況に驚いているはずです。貴方の記憶は、戻っていくでしょう。記憶が戻る事で貴方の悲しみも増えていくでしょう。その様になれば、貴方も後悔するはずです。もし、今 生きているところが住みにくく、生きていけないと思った時、蓋に書いてある、鳳凰に話かけてください。きっと不思議な事が起こる筈です。では、さようなら。」と、認められていた。……なんの事だろう?書いたのは、先程別れた女性であろう。だが、意味が解らない。記憶が戻ると書いてある!いったいどんな記憶だ? まだ何にも起こっていないが?……不思議に思っていた時である。さっきの男が、血相を変えて走りながら、私の元に戻って来た……やばい、またあの男だ!今度は何をするつもりか?……「おい、ちょっと、お前!お前、一体何者だ!変な事が起こったぞ」と、訳の判らない事を言って来ている。イチャモンを付けに来たみたいだ。「何が起こったと言うんだ!」と、今度はこっちが上目線で凄んで言った。「あんた、一体どこから来たんだ!昔の人か?俺の頭の中に変な事が浮かんでくるんだ!」「何だ、何が見える!言ってみろよ」と、もっと凄んで言った。その私の凄みに畏れを成したのだろうか、男の凄みは消えていた。丁寧な言葉遣いで、おとぎ話をするみたいに「貴方が、一人で歩いているとですね、ある綺麗な女性が、男に襲われているんですよ」と、語りかけてきた。「いつの話だ!いい加減な事を言ったら許さぬぞ。私はこの様に見えても、武士のせがれだ!世が、徳川様の時代なら、お前などお手打ちにあっても仕方ないんだぞ」と、さっきは言えなかった言葉を存分に言ってみた。「いい加減なことではありません。あの箱の蓋を開けてしばらくしたら、この様な事が思いだされたのです。貴方がして来た事が、私の脳裏にみえたのです。」「私のした事が見えたと、そちは申すのか?では、言ってみろ。嘘など言ったら解っているだろうな」と、私はその男を睨みつけた。「解っております。貴方様は本当に勇敢なお人です。今から、私が見た事を正直に話します。」と、その男は先程とは大違いで、怯えてはいるが、私を尊敬の眼差しで見ながら言っている。私は男の言う事を信じる事にした。https://note.com/yagami12345/n/na96c75dba7cc馬鹿馬鹿しい小説ですが、読んでくださる人に感謝します。 ダウンロード copy #小説 #創作大賞2023 #ファンタジー #不思議 #売れないKindle作家 #くだらない話 #ペイソス #ファンタジー部門 #コメント募集 #空想小説 #Kindleで販売予定 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート