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レモネードの味(140字の小説)

レモネードの酸っぱさが、僕の心を傷つける。
「何で、こんな物を!酸っぱいのは、好きで無いのに」
と、独りで言っても虚しいだけ。

君と二人で来た喫茶店。
君の好きだったレモネード。
…失恋は誰でもするよ。
人を好きになる事の方が大事だよ…
と、誰かに言われた。
でも、レモネードは好きにはなれない。

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