三つ子の魂百までも番外編(13) 1 ボーン 2023年6月9日 03:03 13事務所への帰り道で「公ちゃん、さっきの大島さんの言葉、可笑しく感じなかった?」と、突然聞いてきた。「何処がですか?別に何とも思わなかったけど。強いて言うなら、私をイケメンと言ってくれたところですかね。まあ、真実ですが。本人を前にして言うのは、ちょっと照れがあってもいいかなと思っていたのですが」公一の言葉を聞いた、裕美は、ため息をつくばかりであった。帰りの電車の中では、裕美は話す事もせず、瞑想するかの様に、瞼を閉じていた。公一は、ただ眠っていた。欠伸もしている公一である。裕美は、大島の部屋で感じていた事を確認するかの様に、想い出していた。……あの部屋には、異様な感じは無かった。何故だろう。夜になると現れるのであろうか?ポルターガイストを起こすほどの強い力を持つ霊ならば、痕跡が残る筈なのに?でも、私もポルターガイストの霊には、まだ会った事も無いから、その様な痕跡は無いのかも知れない。 今度の夜が勝負ね。絶対に見つけてやるわ。それと、大島さん・・・・。………裕美が真剣な思いを巡らしている時に、隣から公一の小さな寝息が聞こえてきた。それを可愛く感じる裕美であったが、その音がいびきに変わった時、……何で熟睡してるの!ど突いたろうか!……と言う気持ちに変わる瞬間でもあった。(そういえば、遠くで汽笛を聴きながら と言う歌がありましたね。今回は、近くでいびきを聞きながら ですね)https://note.com/yagami12345/n/na87a5d73ac64 ダウンロード copy #小説 #創作大賞2023 #連載 #どうでもいい話 #霊感 #売れないKindle作家 #ポルターガイスト #ミステリー部門 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート