(新)三つ子の魂百までも(27) ボーン 2023年8月14日 18:33 27騒がれているあの事件は、何も解決の糸口も無く、言い知れない恐怖が住民を襲っていた。判明している事は夕暮れから夜にかけて、孤独の男を誘いに女が出て来る。しかも、その男が望んでいる姿に変えて女性が出て誘惑する。絶対に女の誘いに乗らない事。女性の身体には決して触れない事触れたならば、その男の身体が蒸発してしまう。その女は妖怪である絶対に相手にしない様に。と、書いて修はネットに流した。たちまち修のコメントは大炎上して行った。書き込みの多くは、何故そこまで具体的書けるのか?を問いただし、妖怪とは非現実な事を、さも本当にあったかの様に書いてあるのが不審だ と、書き込みがある。皿子に乗り移られた妖怪は苦慮していた。何故、霊が妖怪の邪魔をするのか思案していたのだが、理解する事が出来ずに、下界に降りて行った。この猛烈熱女は男性を誘惑し、その男性エキスを自分のエネルギーとしている。男を蒸発させる事によってエネルギーを得ているのだ。猛烈熱女の妖怪は、生きる為に下界に降りて行き、男を物色し捕獲しているのだ。定期的にエネルギーを補給しないと、妖怪は餓死する事になる。妖怪が餓死するのか!と、疑問を持たれた読者の人もいるかも知れませんが、妖怪も生きていく為には、エネルギーが必要です。ご理解ください。深夜の街に降り立った猛烈熱女。獲物になりそうな男を物色していた。酒に酔っているのか足元が覚束ない男がこちらに歩いてくる。見るとまだ若い男だ。…………今日はこれにしようか!^_^……と、自然と顔が綻ぶ😃「ちょっとお兄さん。足元がふらついているけど大丈夫なの?」と、気軽に声をかけ、その男の側に行った。男は相当酔っているのか、潤んだ目で女を見ている。「何か俺に用か!」と言いながらその場に座り込んでいる。「だいぶん酔っているみたいね。介抱してあげようか?」と、馴れ馴れしく声を掛ける。大概の男なら、鼻の下を伸ばして私の言いなりになる。男は私の顔をじ〜と見つめている。男の理想の顔が私の表情に写し出されているはずである。私は、男の瞳を覗き込む様に見つめた……どう、綺麗でしょ。貴方の理想のタイプでしょ……「お前の様な醜い女に介抱など頼まぬわ。下がれ下郎」と、大きな声で怒鳴り込んできた。……何よこの男⁉️ 失礼な奴ね。私を醜い女とはよくも言ったな!……と、怒りが込み上げてきたのだが、何故私が醜い女なのか?理解が出来なかった。その次の男にも同じ事を言われた。「ブス、あっちにいけ」と、今までに私が聞いた事の無い言葉だ……私に向かってブスなんて言った人は誰も居ないのに何故?……その時、私の耳元から不気味笑い声が聞こえてきた。https://note.com/yagami12345/n/n58059624d0f3 ダウンロード copy #連載小説 #エネルギー #妖怪 #誘惑 #売れないKindle作家 #どうでもいいこと #餓死 #猛烈熱女 #役にも立たない話 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート