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強盗(140字の小説)


いきなり男に
「おい、金を出せ」と、言われた
私は恐怖を感じたが男の顔を覗き込む。

男は下を向き、「金を・・・」と、聞き取れない。

「金をどうしろと云うんだ!」
と、私は必死の想いで凄んで睨みつける
目線を逸らして、男は云う。
「お金を私の口座から出してください」
と、私に通帳を差し出してきた。







#シロクマ文芸部

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