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ワンちゃん (140字の小説)

犬に出会った。僕の目を睨んでいる。だが犬の目に力は無い。

「お前、僕に何か用か?」
と聞いてみたが、答えるはずが無いと想っていた所に返事がきた。
「お前こそ、私に何か用か?」

僕は驚き犬に聞いてみた。
「お前、話せるのか?」


「おい、そこのあんた、何で犬に向かって、ワンワン言っているんだ!」


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