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物事は抽象化して捉える

おはようございます!こんにちは!こんばんは!
店舗コンサルタント 野々垣です!

以前、「考える為の土台作り」という記事を書かせて頂き、その続きとして、今回は物事を抽象化して考える方法について、各プロセスに分けて記事を書いていこうと思います。

それでは本題へ。

プロセス① 物事の幹を掴む

入ってきた情報を抽象化する為の第一の方法は、物事の最も大事な点、本質的な所を探すこと、つまり「木」に例えると、「木」の枝葉の部分を切り取り、「木」の幹の部分を摑まえるということです。
その為にも、自分が得た情報を人に伝える為に、情報を一言で簡単なわかりやすい表現にしてみることを意識すると良いと思います。

この時、情報に対する自分の考え、重要だと思った点、本質的だと思った点が合っているのか不安に思う人もいると思いますが、一つの正解というものに囚われる必要性はありません。そもそも正解も不正解もありません。自分なりに大事だと思った点にこそ、独自性が生まれ、そうしたことを繰り返していくうちにその人なりの考え方、思考法が育っていきます。

多方面から自分なりの考えを持つということを意識して、情報に接していきましょう。

プロセス② 物事の共通点を探す

一見全く異なるような2つの情報があるとした時、その両者における共通点を探し出すことが重要となってきます。
最終的には、両者の幹の部分を掴み、その部分において共通点を探し出すことが望ましいですが、はじめは幹の部分では無くても、とりあえず何かしら共通点を探すクセをつけることです。

例えば、今かけているメガネと今食べている料理は、両方とも赤色だなと共通点を意識することです。
そうするとやがて、物事の幹の部分、いわゆる大事な点で両者の共通点を探し出すことが出来るようになってくると思います。
共通点を探し出すことが出来るようになると、共通点がある異なるジャンルから解決策を得たり、共通点を捉えているため、そのジャンルを例え話として説明に用いることが出来る(類推話法)ようになります。
類推話法については、今後、営業術についての記事で触れたいと思います。

丁度最近、営業のプロで、独立をしている26歳の経営者さんとお話したのですが、自分たちの身近にある事柄(天気、スポーツ、お店等)で例えて説明頂き、とても理解が深まったという実体験をしました。
このことからも、ある1つの事柄について説明する時、共通点のある異なるジャンルを使った例え話(類推話法)をすることの大切さを学びました。
流石営業のプロだなと感じた経験でした。

逆に、何か1つの事柄を何か違うことで例えることが出来ないか考えてみることも大事です。これまで話してきた、共通点を探す→別の事柄で例える
のではなく、別の事柄で例える→共通点を探し出す必要といった逆のプロセスをすることで、共通点を探すトレーニングにもなります。

プロセス③ 物事の相違点を探す

一見似ているような情報において、違う点を探し出すことです。
似ている事柄に見えるけど、本質的には違うのではないか、同じ現象でもこのあたりで異なるのはなぜかなどと思考を巡らすことで、物事の抽象化に繋がります。

例えば、最近あった、とある自動車メーカーの不祥事について、他の自動車メーカーにも同じような不祥事があったとしましょう。
そのようなニュースを見た時、ああ同じような不祥事が起きているなと流すのではなく、同じような不祥事だけど、どこか異なる点は無いのか、ここの点で異なるのになぜ同じような結果になったのかなどと、思考を深めていくこと、多方面から考えてみることが大切です。

以上、物事を抽象化して考えるプロセスでした。
日々生活していく中で、なんとなくひたすら流れてくる情報と付き合うのではなく、上記で説明したようなイメージで、情報を一言で表現してみる、共通点、相違点を探し出すクセをつけていきましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
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